Web公開講座 英語U

6 関係代名詞(制限用法)

 関係代名詞には who, which, that, what の4つがある。ここでは who と which について学ぶ。

 関係代名詞には格変化(I, my, me の変化と同じ)があり、主格---所有格---目的格の3つの変化をする。
who は who---whose---whom
which は which---of which, whose---which
とそれぞれ変化する(which の所有格が2つあることに注意)。

 関係代名詞の前には先行詞が置かれ、関係代名詞の節から前の先行詞にかかるように訳せばよい。目的格の関係代名詞は省略されることがある。なお関係代名詞自体は訳さないことに注意すること。
 以下の例文では( )で囲まれた部分が前の名詞にかかるように訳すこと。

(1) I know a lot of people (who live in New York).
私はニューヨークに住んでいる多くの人を知っている。
(2) The Thames is the river (which flows through London).
テムズ川はロンドンを流れる川です。
(3) The man (whom you met in the park) is my uncle.
あなたが公園で会った人は私のおじさんです。
(4) The book (which he gave me) was interesting.
彼が私にくれた本は面白かった。

 関係代名詞は2つの文を結ぶ働きがあるので上の例文は次のように2つの文が1つに結ばれたと考えられる。

(1’) I know a lot of people. + They live in New York.
(2’) The Thames is the river. + The river flows through London.
(3’) The man is my uncle. + You met him in the park.
(4’) The book was interesting. + He gave it to me.

 後の文で下線を入れた単語が関係代名詞で置き換えられる。(4’)で it が関係代名詞で置き換えられ文の前に出ると前置詞の to は必要なくなるので、(4)では to がなくなっているのである。

一つ後ろへ  目次  一つ前へ