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英語T 公開講座 

 

3回 LESSON 3

 

1.助動詞とは

 

動詞を助けて動詞にさらに意味を付け加える働きをする言葉です。

助動詞のcanは「〜できる」という意味を、助動詞のwill は「〜でしょう / 〜だろう」という意味を付け加えます。

助動詞は動詞の前に置きます。また主語によって形を変えることはありません。

助動詞を使うときは動詞は必ず原形になります。

 

I play the piano.       私はピアノを弾きます。

I can play the piano.   私はピアノを弾くことができます

 

He plays the piano.    彼はピアノを弾きます。

He can play the piano. 彼はピアノを弾くことができます

   原形を使います。三単現のSはつけません。×plays

Tom rides a horse.   トムは馬に乗る。

Tom will ride a horse.  トムは馬に乗るでしょう

   (×rides

 

2. 助動詞の否定文

 

「〜できない」「〜(し)ないでしょう」という意味にするには、notをつけ、cannot(=can’t),will not(=won’t)とします。will not の短縮形はwon’tとなります。否定文の場合も動詞は必ず原形となります。

 

I cannot(=can’t) play the piano.     私はピアノを弾くことができません

He cannot(=can’t) play the piano.   彼はピアノを弾くことができません

       (×plays) 

Tom will not(=won’t) ride a horse.   トムは馬に乗らないでしょう

        (×rides

3.助動詞の疑問文

 

「〜できますか」「〜(する)でしょうか」という意味にするにはcan, will を主語の前に置きます。答え方も確認しておきましょう。

 

Can he play the piano?       彼はピアノを弾くことができますか

―――Yes, he can.            はい、できます。

―――No, he cannot(=can’t).  いいえ、できません。

 

Will he play the piano?       彼はピアノをひくだろうか

―――Yes, he will.            はい、弾くでしょう。

―――No, he will not(=won’t). いいえ、弾かないでしょう。

 

 

 

 

4.いろいろな助動詞

助動詞にはcan, willの他にも次のようなものがあります。またひとつの助動詞に意味は常に一つだけというわけではなく、使われ方によって多くの意味を持ちます。ごく一部ですが挙げておきますから参考にしてください。

 

助動詞

意味

例文

may

〜してもよい

May I come in?   

入ってもいいですか

〜かもしれない

Ken may be in the park. 

ケンは公園にいるかもしれない

must

〜しなければならない

I must finish my homework. 

私は宿題を終わらせなければならない

〜にちがいない

That man must be a new teacher.  

あの人は新しい先生にちがいない

should

〜すべきだ

You should consult a doctor at once.  

すぐに医者に診てもらうべきだ

can

否定形cannot

〜のはずがない

It cannot be true. 

それが本当のはずがない

 

また、日本語に訳すと同じような訳になる場合でも、それぞれ微妙に異なる意味合いで使われることもあります。助動詞はなかなか「奥が深い」ですから、ゆとりがあれば辞書や参考書でいろいろな使い方を確かめておくといいでしょう。

 

5. There is 〜、There are 〜「〜があります」

 

この構文で使われるThere には「そこに」という意味はありません。There is 〜、There are 〜で、「〜があります」という意味です。is の後ろには単数形が、are の後ろには複数形がきます。

 

There is a book on the desk.          机の上に本があります。(本は一冊で単数形)

There are (some) books on the desk.   机の上に本があります。(本が何冊かあり複数形)

 

否定文の作り方

is, are not をつけます。

 

There isn’t a book on the desk.        机の上に本はありません(一冊の本をイメージしている)

There aren’t (any) books on the desk.  机の上に本はありません(複数の本をイメージしている)

 

疑問文の作り方

be動詞を文頭に出します。答え方も確認しておきましょう。

 

Is there a book on the desk?   机の上に本がありますか

―――Yes, there is.           はい、あります。

―――No, there isn’t.         いいえ、ありません。

 

Are there (any) books on the desk?

―――Yes, there are.

―――No, there aren