2015・霜月 その9

磯崎憲一郎『電車道』(新潮社)

澤田瞳子『若冲』(文藝春秋社)
「肝心の子供」(文藝賞)、「終の棲家」(芥川賞)、とんとん拍子の磯崎憲一郎さんの最新作『電

車道』。ウーン、これのどこがおもしろいのか、読んで説明できる人がいたらいいな。でも訳が分か

らないわけじゃないんです。

若冲、江戸の絵描きなんですが、今評判の人なんですね。これは伝記小説ですが、絵を論じた『若冲』

(辻惟雄:講談社学術文庫)
も、まもなく新着します。(館長)