あのね、小林節 慶応大学教授というのはね、3年前にはね、どちらかというと、憲法を変えたいと

いう主張をする政治家の、理解者であり、教育者的立場の、まあ、保守的と呼ばれる憲法学者だった

のね。ところがね、今年の夏に総理大臣がゴリ押しした「集団的自衛権」を日本国憲法下でも行使で

きる法律を作りたいという主張が、まあ、そういう主張の政治家たちから、国会に出されてから後は

、護憲の鬼のような評判の学者だって言われてるの。なんか、豹変した、ケツの軽い馬鹿学者のよう

なイメージなんだけれど、そうなんだろうかね。

この二冊の本を読むと、小林先生、論理にゆるぎはないし、主張の内容も一貫しているということ

がよく分かる。どうもアドヴァイスを受けた、政治家たちの理解の程度が低くて、ご都合主義だった

ということらしい。他のことなら、ここで笑って終わりなんだけれど、今回の事例は笑い事では済ま

されない。諸君!勉強しましょう、平和憲法は大事ですよ。
(しまくま)

2015・霜月 その

小林節『白熱講義! 集団的自衛権』(ベスト新書)

白熱講義! 日本国憲法改正』(ベスト新書)