七色の炎がきれい!
兵庫県立篠山鳳鳴高等学校
理数コース2年生・理系2年生
●どんな実験なの?
 夏の夜空に輝く花火を見たことがありますよね。赤色・青色・緑色などのいろいろな色があります。火薬を使わずに身近な物を使って、その色を作ってみましょう。
   実演のムービー 
    (2.7MB,0:41)
 
●実験のしかたとコツ
[器具] 乳棒・乳鉢・プリンカップ・割りばし・ドライヤー・ピンセット・灰皿・クリップ (大)・金属製バット・流し台用の金網・ガスマッチ
[材料・薬品] ガーゼ(8×8 cmくらい)・新聞紙・ぬれ雑巾・お湯・食塩・重曹・青色水彩絵の具・(炭酸カルシウムでできた)チョークの粉・スキムミルク(粉)・焼きミョウバン(カリウムミョウバン)・黒コショウ・炭酸リチウム(陶芸材料店で購入できます)・消毒用アルコール(ポリエチレンのしょうゆ用タレビンに小分けしておく)
 
1.食塩・焼きミョウバン・黒コショウは、乳鉢と乳棒で細かくすりつぶします。
  それぞれ小さじ2 杯をプリンカップに入れて、全体にしみこむ程度のお湯を加え、割り箸で混ぜてぺースト状にします。
 
2.1.のカップにガーゼを入れて、ガーゼにしみこませます。
  (ガーゼの穴を完全にふさがないように注意しましょう)
 
3.2.のガーゼを新聞紙の上に置いて、割り箸で押さえながら、ドライヤ一で乾燥させます。
 
4.ピンセットで3.のガーゼを灰皿にのせます。クリップを使ってガーゼの中心を持ち上げると、燃えやすくなります。
 
5.4.のガーゼにアルコールをしみこませます(少量でよいです)。
 
6.ガスマッチで、ガーゼの下の方から火をつけます。
 
7.火を消すときは、ぬれ雑巾をかぶせます。
 
●気をつけよう!
 アルコールの炎は見えにくいので、うっかり火に近づきすぎないようにしましょう。
 危険ですので火がついているときに、アルコールをつぎ足さないようにしてください。
 
●もっとくわしく知るために
 高橋美由紀・三次福太郎「化学と教育」第51巻4号p.220(2003)