心臓ドキドキ
神戸市立楠高等学校
生徒有志
●どんなことをするの?
 心臓は働き者。みんなが生きている間,血液のポンプとして,ずっと働き続けています。
 
 1.実際のブタの心臓をさわって,その仕組みを解き明かしましょう。
 2.ブタの心臓と魚の心臓を比べてみましょう。
 3.聴診器をつかって,自分や小動物の心臓の音を聞いてみましょう。
 
 
●体験の仕方
1.ブタの心臓:6つのチェックポイント
(1)ハート形をしています。
(2)筋肉の固まりなので,けっこう重たいです。
(3)上の方に2つの袋と下の方に筋肉で囲まれた2つの部屋があります。:心房と心室。
(4)2つの部屋の筋肉は,左の方が分厚いです。:全身へ送る方と肺へ送る方。
(5)太い血管が,上の方に2本出ています。:大動脈と肺動脈。
(6)中に,逆流しないための弁がついています。
 ★ いくつわかりましたか?
 
  ブタの心臓チェックのムービー
    (7.7MB,2:01)
 
2.魚の心臓とくらべてみましょう
 魚の心臓のほうがちいさい。それは体の大きさがちがうので・・・。
 もっとくわしく仕組みをみてみよう。
 ★ ほ乳類(ブタやヒト)と魚の心臓では,どちらがくふうされているでしょうか?
 ★ どちらがより進化した仲間でしょうか?
 
 
3.心臓の音を聞いてみよう
 ・静かな部屋で,左胸,お乳の下あたりに聴診器をあてて,心音を聞いてみましょう。
 ・1分間の心音の数(心拍数)を数えてみましょう。
 ・ハムスターなどの動物の心音も聞いてみましょう。
 ★ 小さな動物の心拍数には,何かちがいがありましたか?
 
●気をつけよう!
 ブタの心臓は,素手で触ってはいけません。必ず,ゴム手袋をはめて触りましょう。
 
●もっとくわしく知るために
・本川達夫「ゾウの時間 ネズミの時間」中公新書(1992)