まさつで火をおこそう
兵庫県立姫路飾西高等学校
2 年理数コース
●どんな実験なの?
 ものをこすり合わせると、熱が発生します。これをまさつ熱といいます。冬、冷たくなった手をこすり合わせて温めた経験はありませんか?手をこすり合わせただけでは火はおこりませんが、ものを強くこすり合わせると火をおこすこともできます。
   説明と実演のムービー 
    (4.7MB,1:13)
 
●実験のしかたとコツ
 板に丸いくぼみをあけたもの(ヒキリウス)をつくります。このくぼみに棒(ヒキリギネ)をさしこみ、強く回転させて発生したまさつ熱により火をおこします。
 
1.はじめはゆっくり回転させます。
 
2.木粉が出はじめるまで、少しずつ回転をましていきます。
 
3.木粉が出はじのたら、その調子のまま回転を続けます。
   しばらくすると、たまった木粉の中に火種ができます。
 
4.乾燥した枯れ草や落ち葉をよくもんだものや薄いかんなくずなど燃えやすいものの 中に火種を入れます。
 
5.はじめは小さく息を送ります。
 
6.火の広がりを見ながら徐々に息をおおきくし、大きな火になったところで強く吹くと炎になります。
 
●気をつけよう!
・火を使うのでやけどをしたり、火事を起こさないように十分注意しましょう。
・実験が終わったら、火を完全に消しましょう。
・大人のひとといっしょに実験しましょう。
 
●もっとくわしく知るために
左巻建男編者「理科おもしろ実験・ものづくり完全マニュアル」東京書籍 (1995)