不思議な植物オジギソウ
兵庫県立姫路西高等学校
生物同好会
●オジギソウってどんな植物?
 マメ科植物(レンゲ草やダイズの仲間)で、夏から秋にはピンク色の綿毛のような花が咲きます。種はさやに入っていて、平べったく小さなマメです。
 
●オジギソウはどんな動きをするの?
 昼は枝をぴんと張って葉を広げますが、夜は葉を閉じて枝も垂れ下がります。刺激(葉に触ったりゆすったりする)を与えると、葉を閉じたり枝を垂れ下がらせます。
●実験のしかたは?−いろいろな刺激を与えてみよう−
1.葉に息、を吹きかけてみよう。
 
2.葉の先に指で触ってみよう。
 
3.1 枚の葉をハサミで切ってみよう。
   葉を切ったときのムービー 
    (2.4MB,0:37)
 
4.葉の先をマッチの火であぶってみよう。
   火であぶったときのムービー 
    (10.6MB,2:46)
 
5.オジギソウ全体をゆすってみよう。
 
6.何分くらいたったら元にもどるのか、はかってみよう。
   先生による説明ムービー 
    (2.6MB,0:40)
 
●気をつけよう
 マッチを使うときはよく気をつけてください。
 
●他の植物でも調べてみよう
 オジギソウのように動きが見える植物は少ないですが、昼と夜で花びらを開いたり閉じたり、花やつぼみを太陽の方に向けたり、ツルを巻きつけて伸びたり、体をゆっくりと動かす植物は他にもいろいろあります。どんな植物がどんな動きをするのか調べてみましょう。
 
●オジギソウの育て方
 秋まきでも春まきでも育ちますが、気温が低いと発芽しません。普通は4月中旬以降にまきます。屋外では寒くなると枯れてしまいますが、室内のよく日光の当たる所など温かいところでは冬越しできます。秋に種を採りたい時は、花が咲き終わって小さなさやができた時にさやを間引いて数を少なくし、太ったよい種を作らせます。