日時 平成23年11月16日(水) 13:20~16:50
場所 県立三田祥雲館高等学校
および
キリンビール株式会社 神戸工場及びビオトープ
(神戸市北区赤松台2-1-1)
参加者 県立高校職員12名
内容
(1)丹有支部総会(13:20~13:50)
(2)研究会 (13:50~14:50)
「高校生の課題研究について」
神戸大学発達科学部 伊藤真之教授
(H23.10.28 三田祥雲館高校「SSH指定3年目
における中間成果報告会」における講演より)
(3)工場見学 (15:30~16:50)
キリンビール株式会社神戸工場見学
総会後の研究会では、本校で開催した「SSH指定3年目における中間成果報告会(H23.10.28)」において実施した神戸大学発達科学部伊藤真之教授講演会(テーマ『高校生の課題研究について』)のビデオ映像をもとに研修し、研究協議を行った。課題研究の進め方や、その過程で得られるもの、最終的に目指すべき方向等について具体的な指針が示された講演内容であった。
研究発表後、キリンビール株式会社神戸工場を訪れ、ビール・発泡酒の原料をはじめ、仕込工程、パッケージング工程など、ビール・発泡酒ができるまでを見学し、カワバタモロコ等の絶滅の恐れがある希少種の一時的避難場所(レフュジア)としての役割を担い、三田祥雲館高校が実習場所として活用しているビオトープの役割や構造の説明を聞いた。研究会を含めて有意義な研修となった。
日時 平成23年12月27日(火) 13:00~16:00
場所 県立三田祥雲館高等学校
参加者 県立高校職員16名、生徒15名(うち丹有地区高校職員9名)
内容 高速液体クロマトグラフィー実験実習会
(1)講義(13:00~14:00)
関西学院大学理工学部 山田英俊教授
(2)実験実習①(14:00~15:00)
酸化還元滴定によるビタミンCの定量
指導:三田祥雲館高等学校 教諭 川久保 洋
関西学院大学理工学部博士前期課程 岸聖也
(3)実験実習②(15:00~16:00)
『高速液体クロマトグラフィー』による清涼飲料水中のビタミンCの定量
指導:関西学院大学理工学部山田英俊教授
本年度の研修会は、文部科学省からコアSSH(地域の中核拠点)に指定された神戸高校と三田祥雲館高校を含めた兵庫県内SSH指定8校、さらに兵庫県教育委員会を中心として組織された兵庫「咲いテク」委員会主催行事である「高速液体クロマトグラフィー」実験実習会に丹有地区職員も参加するものとして実施した。
本実験実習会は、高速液体クロマトグラフィーを中心とした様々な分析手法を学ぶとともに、SSH成果の普及と教職員だけでなく生徒も含めた参加者の親交を図ること、さらに新たな生徒の課題研究に於ける実験手法の習得の機会とすることを目的に行った。先進的な内容学習は言うまでもなく、研究意欲の高い理数系生徒の学校間の交流を行い、互いに大きな刺激を受け、今後の勉学や研究にとって大切な糧を得ることができた。