1 日 時 平成23年12月1日(木) 13:00~16:30
2 場 所
(公財)ひょうご科学技術協会 兵庫ものづくり支援センター播磨
(県立先端科学技術支援センター研究開発支援棟1階開放型・試験分析室)
〒678-1205 赤穂郡上郡町光都3丁目1番1号
3 参加人数 17名
4 日 程
13:00 受付
13:30 総会
14:20 研修会・実験実習
16:30 解散
5 内容
(1)総会
①西支部長挨拶
兵庫県立大学附属高等学校 副校長 天野智博
②平成22年度事業報告・会計監査報告
③平成23年度支部役員について
④平成23年度事業計画案・予算案審議
⑤その他 連絡事項 事務局より依頼
(2)研修会
①科学技術協会挨拶
「ひょうご科学技術協会ひょうごものづくり支援センター播磨の活動と役割」
所長 尾野凱生氏
②実験実習
「X線分析装置付走査電子顕微鏡を用いた実験実習」
講師 (公財)ひょうご科学技術協会
兵庫ものづくり支援センター播磨
技術コーディネーター 西原 賢志氏
最初に、センター内にある各機器の説明・実演をして頂いた。
・CADを用いて設計した各種部品の、流体解析シミュレーションの方法
これにより、各メーカーは開発費が削減でき、製造コストを下げるとともに、開発スピードを上げるのに貢献できる技術である。
・レーザー積層RPシステム
粉末造形したモデルをレーザーで固める方法で、部品の形を実物化する技術。
・その他
座標測定装置、アクティブスキャニングプローブなどの説明を聞いた。
・実験講習
参加される先生方に、自由にサンプルを持ち寄っていただき、SEMを用いて分析した。
今回使用した機器は、X線元素分析機能がついており、表面構造をSEMで観察すると同時に、表面の元素構成が調べられるものである。
(下記資料参照)
金属標本(合金、鉱石など)セラミックス混在物(電子部品など)、有機物などかなり広範囲に可能である。今回使用したサンプル例としては、金箔、髪の毛、岩石などを分析した。髪の毛では、CM等の登場する表面の拡大像を興味深く観察した。また、金箔のつもりでいたものが、実は金は全く含まれず、真鍮のような合金であったことが判明するなど、大変興味深い実習であった。
また、熱分析装置を用いて、硫酸銅の結晶水の温度による変化を確認する実験も同時に行った。これらは、今後の授業における話題作りに大いに役立った。
参考資料
X線分析装置付走査型電子顕微鏡(SEM-EDS)
メーカー:(株)日立ハイテクノロジー
オートフォーカス等のオート機能でシンプルな操作と水分を含んでいる試料も前処理なしで観察することが可能な走査電子顕微鏡と、軽元素から重元素までの点分析やマッピングなどの機能を持つエネルギー分散型X線分析装置で構成されている。(兵庫ものづくり支援センター播磨HPより抜粋)