試薬 | 調製方法 | 備考 |
ワラップ | ワセリン2:ラノリン2:パラフィン1の割合に混合して溶かす。 | 永久プレパラートの作成 |
サフラニン塩酸液 | サフラニン0.25gをエタノール10mlに溶かしこれを水で5倍に薄め、1mol/l 塩酸と1:1の割合で混ぜる。 褐色瓶に入れ保存する。 | 核・仁・染色体などの染色 |
酢酸オルセイン溶液 酢酸カーミン溶液 | 氷酢酸45mlに1gのオルセインを加えて還流しながら湯せん加熱し、よく振り混ぜて溶かす。加熱の際、酢酸が揮発し過ぎないように図のようにして還流す
る。冷却後、水を加えて全体を100mlにし、よく混ぜろ過する。 酢酸カーミン溶液の場合も同様にして作るが、1%鉄ミョウバンを数滴加えると染色状態が向上する。 | 核・染色体・組織の染
色 |
酢酸ダーリア溶液 | 30%〜45%酢酸100mlにダーリア(ホフマン紫)を0.5
〜0.75g溶かす。使用直前にろ過したものを使用する。 | 核の染色 |
メチレンブルー溶液 | メチレンブルー0.1gをエタノール30mlに溶かし、それに100mlの水を加えてよく混ぜる。 | 核・骨・筋肉組織の染色 |
フクシン亜硫酸液 | 塩基性フクシン粉末1gを熱湯200mlに放置冷却しながら溶かす。50℃に冷えたらろ過し、1mol/l 塩酸20mlを加える。さらに25℃まで冷えたら無水亜硫酸ナトリウム2gを加え、よく振る。冷蔵庫に一晩保存し、透明な淡黄色なら良いが、赤色が脱色していなければ、もう1g加えよく振り冷蔵庫に保存する。(もし赤色が消えない場合は、活性炭粉末少量を加えて振りろ過する。冷蔵していても1ヶ月たつとつくりかえた方がよい。) | DNAの染色 |
ファーマー液 | アルコール3:酢酸1を使用直前に混合する。 | 体細胞分裂・花粉母細胞・昆虫の染色体・発生材料の固定 |
カルノア液 | アルコール6:クロロホルム3:氷酢酸1を使用直
前に混合する。 |
ブアン液 | ピクリン酸飽和溶液15:ホルマリン5:氷酢酸1を混合する。固定後は50%アルコールで十分洗う。 | 動物細胞・花粉や胚のう母細胞・胚の固定 |