[留意点・工夫点] |
☆ | 使用する有機化合物には、スクロース、でんぷん、チーズ、砂糖などがある。 |
☆ | 水素の試験管の冷たい部分に水滴がつくことで、水素の確認をする。管口付近に生じる水滴に白色の硫酸銅(U)無水物につけると、青色の五水和物になる。 |
☆ | 観察が終わったら、石灰水が逆流しないようにガラス管の先端を石灰水の入っている試験管から外に出してから加熱を止める。 |
☆ | 窒素は、アンモニアとして出てくることが多い。発生した気体に湿らせた赤色リトマス紙を近づけると、青く変化し、ネスラー試薬のついたろ紙は黄褐色になる。 |
☆ | 水酸化ナトリウムの代わりにソーダ石灰(NaOHとCuOを水で練ったものを熱して固化し、粒状にしたもの)を混合して加熱してもよい 。 |
☆ | 硫黄はNa2Sになることが多い。酢酸で酸性にしてから酢酸鉛(U)の水溶液を加えると、黒色沈殿の硫化鉛(U)PbSを生じる。 |
☆ | 塩素の検出には、銅線にプラスチック消しゴムをつけ、炎で熱すると、青緑色の炎色反応を呈する。(銅と化合してハロゲン化銅(U)を生じた。) |
☆ | ネスラー試薬のついたろ紙は水銀化合物を含むので、取り扱いには注意し、必ず回収する。 |
★ | 有毒ガスが発生するので、換気に気をつける。 |