たたら・製鉄研究班の現地調査の記録(1回目)

 平成29年(2017)4月26日 水曜日、江戸時代の播磨におけるたたら製鉄研究の内容を深めるため、藪田貫室長・大村拓生歴史研究推進員・坂江渉研究コーディネーターのほか、合わせて2名の研究員が参加して、姫路市史編集室を訪れ、同室所蔵の『加藤隆文家文書』の熟覧と写真撮影をおこなった。
このうち『播磨国風土記』研究班の垣内章客員研究員は、同文書群のうち、とくに『播磨国風土記』写本(幕末期)の調査を実施した。
たたら製鉄関連資料については、予定時間内にすべてを撮影することが出来ず、編集室の了解を得て、5月10日(水)に再撮影をおこなった。
 鉄の流通・運搬に関連する「請払帳」の分析を通じて、揖保川ルートを通じて大坂にまで流通していた鉄生産量の全体像が見えてくる可能性が出てきた。
一方、千種川ルートの鉄流通や鉄生産量の解明については、依然、大きな課題となる。
今後、撮影した資料を調査分析をすすめ、全貌解明に迫る必要がある。

(文責・坂江渉)


▲調査・撮影風景(4月26日)