現地調査報告

平成27年12月4日
研究コーディネーター・坂江渉


(1)期間
  平成27年11月26日 木曜日

(2)調査概要
  風土記研究班では、近年の岸本道昭氏の研究により、揖保郡粒丘条の比定地の1つに浮かび上がってきた「台山」(的場山)の粒坐天照神社・奥宮付近の現地調査をおこなった。
  当日、岸本氏のご案内により、粒坐天照神社奥宮(的場山)、およびその北方に巨石が分布する尾根を巡見調査した。
  調査では、この付近が、かつて神祭りの「聖地」=磐座祭祀場所の印象を強くもち、奈良県の三輪山の磐座祭祀場とも、きわめて似通った雰囲気の土地であると感じた。
  ただし尾根上に散乱する「巨石群」はあまりにサイズが大きく、風土記に「其の丘の小石、皆よく粒に似る」という記述とは、必ずしも合致しない。
  今後、聞き取り調査、近世の絵図資料の博捜など、継続的な調査が必要であろう。

(文責・坂江渉)



▲粒坐神社奥宮北方の巨石群



▲半田山に露出する石英粒