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伐採年代が判明した国宝浄土寺浄土堂の建築部材の展示について


1.展示期間平成22年5月7日(金)~9月30日(木)〔予定〕
2.展示場所兵庫県立歴史博物館1階 「歴史工房」
3.展示資料(計2点)
○肘木1点  伐採年1195年(建久6年) 伐採地 周防(山口県)
○大斗1点  伐採年1195か6年(建久6か7年) 伐採地 周防(山口県)
4.内容 国宝浄土寺浄土堂(小野市)の昭和32~34年にかけておこなわれた解体修理で取り外された建築部材約20点(当館所蔵資料)のうち、総合地球環境学研究所客員教授光谷拓実(みつたにたくみ)氏による年輪年代調査(年輪の幅で年代を測定する方法)で、上記のように伐採地と伐採年代が判明した「肘木(ひじき)」1点、「大斗(だいと)」1点を展示し、年輪調査箇所と判明した事実などを写真、グラフなども使用してわかりやすく紹介します。
5.この年輪調査によって判明したこと
 浄土寺浄土堂は神戸大学図書館所蔵の『浄土寺縁起』に、建久5年(1194)10月15日上棟、建久8年(1197)年8月23日に供養されたとあり、建久8年が完成の年と考えられていた。
 今回の結果により、建久6年(1195)もしくは7年に伐採された材が使用されていることは、浄土堂の建久8年完成を裏付けるものであり、『浄土寺縁起』の記載内容の信憑性が高いことを示している。
 さらに、年輪年代が確定した部材が山口県産の特徴を示しており、東大寺復興のために重源が周防(山口県)から切り出した材が、浄土堂の造営にも用いられたことも判明した。
 今回の成果は、浄土堂の建立や、浄土寺を造営した重源上人の事跡を研究する上で、極めて貴重なデータとなるものと考えられる。
6.展示品○肘木

○大斗

■ 展示状況 ■