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古文書を読む―織田信長朱印状―

朱印状を読む

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古文書は昔の言葉と文字で書かれていますから、全体を一息に読み切るのはなかなか難しいものです。ここでは一文ごとに釈文と現代語訳を表示してみます。釈文と原文のくずし字とを対照しながら、少しずつ、じっくりと読んでみましょう。


【釈文】
赤井五郎・荻野悪右衛門尉、
【現代語訳】
赤井五郎・荻野悪右衛門尉については、

【釈文】
種々令佗事候条、
【現代語訳】
いろいろと嘆願してきていますので、
【釈文】
赦免候、
【現代語訳】
許すこととします。

【釈文】
然而、去年以来此方、
【現代語訳】
ただし、去年から織田方に、

【釈文】
令一味之輩身上事、
【現代語訳】
味方しているものたちの所領については、

【釈文】
猶以無異儀申付之上者、
【現代語訳】
今後も変更がないようにするので、
【釈文】
当知行等、
【現代語訳】
現在知行している所領については、

【釈文】
聊不可有相違候、
【現代語訳】
現状通りを保証します。

【釈文】
惟任相談、
【現代語訳】
明智光秀と相談して、
【釈文】
弥忠節専一候也、
【現代語訳】
さらに忠節をつくしてください。
【釈文】
四月十三日、
【現代語訳】
四月十三日、
【釈文】
(朱印)
【現代語訳】
(朱印「天下布武」)
【釈文】
矢野弥三郎殿、
【現代語訳】
矢野弥三郎殿、
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