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2017年度

スタッフ紹介  れきはく 学芸員の部屋

学芸課長・学芸員
堀田浩之(ほったひろゆき)
専門分野 城郭史
   
   
   
   

学芸員紹介

1983年の開館時から城郭史担当の学芸員として勤務しております。

【研究の視点】

姫路城や県内の近世城郭を中心に、「城郭とは何か?」という大きな課題に取り組んでいます。その際、城郭を「施設」としてではなく、軍事的な性格を付帯する「空間」として捉え直す姿勢に立っています。いわば、城郭という歴史の事象をもっと広義に考えていきたいのです。その中には現実の城跡ばかりでなく、軍学上の架空の理念や人々のイメージといった認識論からの視点が、少なからず含まれます。実は、城郭の評価それ自体が認識論の範疇にあるので、歴史の中の城郭を正当に位置付けるには、時代背景とその変遷についての総合的な理解が不可欠なのです。今後は、城郭の魅力の源泉についても考えてみたいと思います。城郭という過去の遺物が現代に生き続けるのであれば、それなりの意味を問いたいのです。

【自己紹介】

出身地:島根県浜田市
(日本海に面した松平氏の城下町です。絵が好きだったので、城跡のスケッチなどしておりました。)
性分:破天荒な発想が好きですが、それを然るべき形に創造する過程に、学芸員の本分を感じます。

本年度の活動計画

展覧会
・特別企画展「れきはく玉手箱」
講座・講演など
・れきはくアカデミー「学芸員がこの夏どうしても紹介したい館蔵資料」 平成29年8月6日(日) 14:00から 兵庫県立歴史博物館ホールにて
 

これまでの活動・研究

展覧会
   
◆特別展
「姫路城とその時代」(1987年)/「きんからかわの世界」(1990年)
「城郭物語」(1992年)/「城郭のデザイン」(1994年)
「城郭を描く〜現実と幻想の構図〜」(1998年)/「天下統一と城」(2001年)
「過去から未来へ〜ひょうごのメッセージ〜」(2007年)/「国宝 沖縄・琉球王国の美」(2009年)
「名城ふたたび/ようこそ姫路城」(2013年)/「軍師官兵衛」(2014年)

   
◆企画展
「兵庫の城絵図」(1984年)/「鳥羽正雄と城郭の世界」(1991年)
「利神城と平福」(1992年)/「過去との対話〜20世紀の面影〜」(1997年)
「城郭彩々」(2000年)/「城郭研究の開拓者」(2003年)
「検証!兵庫の災害史―その時、なにが起きたのか―」(2005年)

   
◆特別企画展
「姫路 今むかし」(2011年) / 「姫路 今むかし partU」(2015年)     
著書・発表論文など
   
<博物館刊行物での執筆活動>
   
◆研究ノート
「城郭プランの考察 ―明石城―」『わたりやぐら』1号  1986 (兵庫県立歴史博物館)
「丹波篠山城の平面プランについて」 『わたりやぐら』5号 1988 (兵庫県立歴史博物館)
「十八世紀後半の姫路城主」『わたりやぐら』13号 1989 (兵庫県立歴史博物館)
「城郭概念の再検討と試論」『わたりやぐら』17号 1990 (兵庫県立歴史博物館)
「姫路城を学習の場とするために」『わたりやぐら』23号 1992 (兵庫県立歴史博物館)
「姫路城下・武士の一年」『わたりやぐら』26号 1993 (兵庫県立歴史博物館)
「姫路城下の座標に見る築城構想」『わたりやぐら』36号 1996 (兵庫県立歴史博物館)
   
◆紀要
「『武文彦自叙画伝』に描かれた明治」『塵界』第二号 1990 (兵庫県立歴史博物館)
「平安京と福原遷都」『塵界』第三号 1991 (兵庫県立歴史博物館)
「平安京の都市空間について」『塵界』第四号 1991 (兵庫県立歴史博物館)
「利神城と平福 ―「田住家文書」の諸記録を中心に―」『塵界』第六号 1993 (兵庫県立歴史博物館)
「城郭の空間特性と表現手法に関する一考察」『塵界』第八号 1995 (兵庫県立歴史博物館)
「城郭の原理と多様性 ―新しい研究の可能性を求めて―」『塵界』第九号 1997(兵庫県立歴史博物館)
「昭和初期の姫路市に向けられた生活理想の提言」『塵界』十号 1998 (兵庫県立歴史博物館)
「赤穂城の縄張とその意味について」『塵界』第十二号 2000 (兵庫県立歴史博物館)
「雅楽頭酒井家の『六臣譚筆』について」『塵界』第十二号 2000 (兵庫県立歴史博物館)
「手拭いに仕立てられた城郭の図案」『塵界』第十三号 2002 (兵庫県立歴史博物館)
「『城制問答』に見る軍学者の城郭認識について」『塵界』第十三号 2002 (兵庫県立歴史博物館)
「鳥羽正雄と本邦築城史編纂事業について」『塵界』第十五号 2004 (兵庫県立歴史博物館)
「近代の姫路城に関する覚書」『塵界』第十五号 2004 (兵庫県立歴史博物館)
「災害の記憶と災害文化史観」『塵界』第十七号 2006 (兵庫県立歴史博物館)
「高橋秀吉コレクションの姫路古写真―デジタルデータによる記録化の試み」『塵界』第二十号 2009 (兵庫県立歴史博物館)
   
◆報告書
「書写坂本の地域特性について」 総合調査報告書3 1988 (兵庫県立歴史博物館)
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