用語解説一覧

ひょうご伝説紀行に関連する用語解説一覧です。
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あ行

裸石神社・姫石神社(らいせきじんじゃ・ひめいしじんじゃ)

 神戸市西区神出町の雌岡山中腹に所在する神社。縁結び、安産の神として信仰される。裸石神社は、彦石と呼ばれる男性の象徴を祭り、姫石神社は女性を象徴する三裂した巨岩を祭る。現在は裸石神社のみ社殿が設けられているが、本来社殿はなかった。彦石にまたがって体をゆすると願いがかなうという伝承があるといい、巨岩を性の象徴として、子孫繁栄や豊饒を祈る古い信仰の系譜をひくものと思われる。裸石神社には、アワビの貝殻を供えて祈願するという風習があり、彦石の周辺は貝殻で埋まっている。

利神城(りかんじょう)

 佐用町平福(ひらふく)にある山城。14世紀中頃に、赤松氏の一族である別所氏が築城した。嘉吉の乱(かきつのらん:1441年)の後、一時山名氏が入ったが、赤松氏の再興とともに、再び別所氏が入った。1577年に、山中鹿之助に攻められて落城し、宇喜多氏の支配下となったが、関ヶ原の戦い後、播磨国を与えられた池田輝政が、甥の池田由之に佐用郡を支配させた。標高373mの山頂に、本丸、鵜の丸、二の丸、三の丸、大坂丸などの郭群を設けて威容を誇ったが、一国一城令により取り壊された。石垣、馬場、井戸などが残り、近世初頭の山城の姿をよくとどめる。

六十六部廻国納経(ろくじゅうろくぶかいこくのうきょう)

 法華経を書写し、全国の66か国の霊場に1部ずつ納経する巡礼行。この巡礼に従事する行者を六十六部行者、廻国聖(かいこくひじり)などと呼ぶ。鎌倉時代末から室町時代にかけて流行した。兵庫県下でも、神戸市北区淡河町(おうごちょう)の勝雄経塚(かつおきょうづか)で、経巻を入れた金銅製の経筒が発掘されている。