用語解説一覧

ひょうご伝説紀行に関連する用語解説一覧です。
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あ行

【山田庄】やまだのしょう

 現在の神戸市北区山田を中心とした地域にあった荘園。平安時代には東大寺領であったが、後に平清盛が領有し、平氏滅亡後は源頼朝が接収されて、京都市内にあった若宮八幡宮に寄進された。

 播磨国淡河庄(おうごしょう)と境界を接し、室町時代に至るまで境界争いが絶えなかった。

 南北朝期には、南朝方の拠点となったため、北朝方の赤松氏との間で戦闘が繰り返された。また織田信長の中国地方攻略に伴い、三木城の合戦が起きると、別所長治は花熊城・丹生寺城・淡河城から三木城までの食糧運搬ルートを確保しようとしたため、羽柴秀吉は、この切断のために丹生寺城を攻略した。

【山田道】やまだみち

 現在の神戸市北区山田町の、中央を流れる山田川に沿って、東西にはしる街道。古代から山陽道の裏道として利用されていた。西宮市の生瀬から、有馬温泉、三木市までを結ぶ道を湯山街道(ゆのやまかいどう)というが、この湯山街道の西半にあたる、三木〜有馬間の北回りの淡河道(おうごみち)であり、南回りが山田道であった。

 山田道は古代から、都に通じる山間の動脈として利用されたため、さまざまな文化が流入し、周辺には数多くの文化財が残されている。

【大和物語】やまとものがたり

 平安時代前期に成立した歌物語。作者は不明。2巻からなり、前半は和歌を中心とした物語、後半は伝説・説話的性質をもつ。

【弓削の大連】ゆげのおおむらじ

 物部守屋(?〜587)のこと。仏教を排斥して蘇我氏(そがし)と対立し、滅ぼされた。

【夢野】ゆめの

 神戸市兵庫区夢野町付近を中心とした地域。六甲山系の菊水山(458.8m)からのびる尾根のふもとにあたり、標高は50m前後である。

【由良川】ゆらがわ

 兵庫県・京都府北部を流れる河川。丹波高地の三国岳(標高959m)に発し、北流して、舞鶴市と宮津市の境界をなしつつ若狭湾に注ぐ。兵庫県丹波市からの支流である黒井川は、同市氷上町石生に発するが、加古川水系の高谷川もここから流下する。両川の分水嶺(ぶんすいれい)は標高94.5mで、太平洋側と日本海側を分かつ本州中央分水界では最も標高が低く、古来水分れ(みわかれ)と呼ばれる。宮津市由良は、かつては由良川水運の港として栄えた。