用語解説一覧

ひょうご伝説紀行に関連する用語解説一覧です。
五十音順で検索いただけます。

あ行

【来迎寺(築島寺)】らいこうじ(つきしまでら)

 神戸市兵庫区島上町にある浄土宗の寺院。経島山(きょうとうざん)と号する。大輪田泊築港との関連から、築島寺と呼ばれている。大輪田泊修築に際し、人柱となった松王丸の菩提を弔うため、平清盛が建立したと伝えられる。創建時の所在地は、兵庫区三川口町付近という説がある。創建時には七堂伽藍(がらん)を誇ったとされるが、1335年の湊川の戦で兵火に遭ったのをはじめ、幾度かの火災を受けて現在地に移転したという。さらには1945年の神戸空襲で、堂宇一切を焼失し、戦後再建されて現在に至った。

 境内に松王丸の供養塔、平清盛の愛妾(あいしょう)であったという妓王、妓女の墓が祭られている。

【陵墓・陵墓参考地】りょうぼ・りょうぼさんこうち

 一般に、天皇・皇族の墓を総称して陵墓といい、皇族の墓所である可能性がある場所を陵墓参考地と呼ぶ。陵墓および陵墓参考地は宮内庁によって管理されており、研究者などが自由に立ち入って調査することができない。一部の古墳では、比定される天皇と古墳の年代に明らかな相違が見られ、当該天皇陵であることに疑義が出されている。考古学的には、古墳の名称はその古墳が所在する地名(字名など)を用いることが原則であり、○○天皇陵という呼称は用いない(例:仁徳天皇陵=大仙(だいせん)古墳、応神天皇陵=誉田御廟山(こんだごびょうやま)古墳など)が、「仁徳天皇陵古墳」といった用い方をする例もある。

【六條八幡神社】ろくじょうはちまんじんじゃ

 神戸市北区山田町中にある神社。祭神は応神天皇。山田庄十三村(藍那、西下、東下、中、福地、原野、上谷上、下谷上、小河、坂本、衝原、東小部、西小部)の総鎮守。境内には三重塔、薬師堂などがあり、かつての神仏習合の姿をとどめている。

 伝承によれば、神宮皇后の行宮(あんぐう)であったとされ、10世紀に宝殿が造営されたという。12世紀前半に、源為義(みなもとのためよし)が山田庄の領主となり、京都の六条にあった若宮八幡宮を勧請(かんじょう)し、現在の六條八幡神社のもととなった。

 三重塔は、15世紀中ごろに建てられたもので、檜皮葺(ひわだぶき)、高さ13.2mをはかる。室町時代の整美な建築として、国の重要文化財に指定されている。

【六根】ろっこん

 仏教で用いられる言葉。人の感覚や意識を生みだして、さまざまな欲望や迷いを起こさせるもとになる六つの器官のこと。眼(げん)・耳(に)・鼻(び)・舌(ぜつ)・身(しん)・意(い)をいう。眼・耳・鼻・舌・身が外部からの刺激を感じ、それによって意が生じる。六根から生じる迷いを断てば、清らかな身になることができるとされ、これを「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」という。