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館長室へようこそ!

兵庫県立歴史博物館
館長 藪田 貫
【プロフィール】
 2014年4月1日に、端信行前館長の後任として歴史博物館長に就任しました藪田 貫です。端館長とは年齢は違いますが、大阪生まれ、京都橘女子大学教授を勤めたことなど共通点があり、初対面の時に話が盛り上りました。
 専門は歴史学、とくに日本近世史(江戸時代史)の社会史・女性史です。大阪大学大学院修士課程を終え、大阪大学助手・京都橘女子大学助教授を経て、1990年から2015年3月まで関西大学文学部教授を勤めておりました。館長となって二年目に入ります。4月に開設されたひょうご歴史研究室室長を兼ねています。25名のスタッフと力を合わせ、ちょっと立ち寄ってみたくなる博物館を目指したいと思います。
【「館長室へようこそ」について】
 「館長室へようこそ」では、歴史博物館に関する話題や、兵庫県の歴史・文化のニュース、私が折に触れて感じたことなどを、皆さんにお伝えしたいと思っています。「歴史ステーション」にお越しになった時に、気楽に立ち寄って、おくつろぎ下さい。  みなさんのお便りなども、お待ちしています。
あて先 : Rekishihakubutsu@pref.hyogo.lg.jp
 

  お城を見ながら昼食タイム  2015年6月15日

 大学でも博物館でも、また外出したときでも、いつも困るのは、さて昼に何を食べるか・・・この一年、姫路駅構内で売っている駅弁(とくにあなご飯1000円は美味い)、駅前の店まねきが扱う弁当(700円から800円)、博物館に出入りする弁当屋の380円弁当など、いろいろとチャレンジしてきました。がしかし、弁当はどれも味が濃く、冷めている。そこで温かいものがほしい、ということで館内のレストラン「播磨っ子」に足が向きます。

 「播磨っ子」は、6人掛けのテーブルが4つに、4人掛けと2人掛けがそれぞれ1つ、総計すると20人あまり座れますが、お気に入りの場所は厨房の前の4人掛けのテーブル。メニューはうどん・そば、どんぶり、カレーライス(冬場は姫路おでん)と限られており、順番に食べていくという感じで、今日はカレーライス(写真1)。緑の半袖シャツに黒帽子、黒いエプロンを掛けたスタッフが応対してくれます。彼ら彼女たちは、「播磨っ子」を運営するNPO法人はりま福祉会の作業所のメンバーです。現在6名が、午前10時から午後4時まで働いています。すでに顔見知りになっているのですが、はにかみ屋さんで、あまり話しかけてくれません。

 

写真1

 カレーもうどん・そばも味はまずまずですが、このレストランの最大の魅力は、窓越に白亜の姫路城が仰ぎ見えること。うどんを食べても、カレーを食べても、コーヒーとドーナツをたべても、世界遺産姫路城がお相伴してくれるのですから、たまりません。

 時あたかも深緑の季節――白いお城が緑の木々の上に浮かんでいます(写真2)。

 

写真2

 お城歩きで疲れた身体を、冷房の効いたこの特別席で癒やしてください。

  

   
 
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