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館長室へようこそ!

兵庫県立歴史博物館
館長 藪田 貫
【プロフィール】
 2014年4月1日に、端信行前館長の後任として歴史博物館長に就任しました藪田 貫です。端館長とは年齢は違いますが、大阪生まれ、京都橘女子大学教授を勤めたことなど共通点があり、初対面の時に話が盛り上りました。
 専門は歴史学、とくに日本近世史(江戸時代史)の社会史・女性史です。大阪大学大学院修士課程を終え、大阪大学助手・京都橘女子大学助教授を経て、1990年から関西大学文学部教授を勤めており、今年1年は、館長との兼務となります。
【「館長室へようこそ」について】
 「館長室へようこそ」では、歴史博物館に関する話題や、兵庫県の歴史・文化のニュース、私が折に触れて感じたことなどを、皆さんにお伝えしたいと思っています。「歴史ステーション」にお越しになった時に、気楽に立ち寄って、おくつろぎ下さい。  みなさんのお便りなども、お待ちしています。
あて先 : Rekishihakubutsu@pref.hyogo.lg.jp
 

  姫路城とブルーインパルス  2015年4月1日

 夕闇の中に、白い姫路城が浮かぶポスターを姫路駅や周辺で目にして以降、3月27日(金)に始まる5年ぶりの公開を待ち望んだ人々がどれだけいたことか―。連日の好天にも恵まれ、ここ数日、姫路城に押しかけている観光客を見ていると、待っていた思いが爆発している気配がします。

 一般公開の開始に先立ち、26日午前、平成の大修理完成記念式典が開催されました。三の丸広場に約1000人の招待客と共に招き入れられましたが、駅から大手前広場へ人の列。さらに広場の桜並木を境に仕切られた外側にも、人の列。その人の列を押しのけ、二重三重の仕切りの内部に招き入られ、岩見市長の挨拶に始まる式典を待ちました。とはいえ、わたしも含めほとんどの人の関心は、航空自衛隊精鋭による曲芸飛行ブルーインパルスにありました。

 式典開始の10時少し前、アナウンスとともに開始が告げられると、白亜の大天守の後ろからジェット機5機が白煙を吐きながら登場。アッという間に扇を大天守の上に5条の筋が描かれました。その後も編隊飛行や、6輪の桜の花びら、二機によるハートマークなど、音楽に合わせて空中に自在に描く様は、「素晴らしい」の一言に尽きます。

 城の北側に位置する歴史博物館では、館のスタッフが屋上から見物していたのですが、三の丸広場でわたした撮った写真を見せると、あまりの絵柄の違いに「役得ですね」と羨ましがられました。本当にその通りです。わたしの撮った写真は、DVDにして博物館に保存しておきます。姫路城の貴重な資料として。

  

   
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