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館長室へようこそ!

兵庫県立歴史博物館
館長 藪田 貫
【プロフィール】
 2014年4月1日に、端信行前館長の後任として歴史博物館長に就任しました藪田 貫です。端館長とは年齢は違いますが、大阪生まれ、京都橘女子大学教授を勤めたことなど共通点があり、初対面の時に話が盛り上りました。
 専門は歴史学、とくに日本近世史(江戸時代史)の社会史・女性史です。大阪大学大学院修士課程を終え、大阪大学助手・京都橘女子大学助教授を経て、1990年から関西大学文学部教授を勤めており、今年1年は、館長との兼務となります。
【「館長室へようこそ」について】
 「館長室へようこそ」では、歴史博物館に関する話題や、兵庫県の歴史・文化のニュース、私が折に触れて感じたことなどを、皆さんにお伝えしたいと思っています。「歴史ステーション」にお越しになった時に、気楽に立ち寄って、おくつろぎ下さい。  みなさんのお便りなども、お待ちしています。
あて先 : Rekishihakubutsu@pref.hyogo.lg.jp
 

  歴史博物館と姫路城3  2014年5月15日

 特別展「軍師官兵衛」が、5月6日(火)をもって終了しました。会期中の観覧者は4万人に迫りました。最終盤のゴールデンウイーク中は連日、一日2000名を超える観覧者があり、午後には一時、入場制限をするという大盛況でした。3万人目は名古屋からお越しの若いご夫婦で、前日は加古川など近隣の関係地を訪ね、仕上げにレキハクに見学に来たということです。それにしても大勢の人が、つぎつぎと入館されてくる様を見ていると、あらためて大河ドラマ効果の威力を感じます。

 特別展が終わった後の博物館は、それまでの喧噪が嘘のように静かです。常設展は見ることができるにも関わらず、観覧者は少なく、館内には静寂が支配しています。そんな時に、別の場所から姫路城を見てみようと男山に登りました。館長就任の挨拶廻りでお会いした姫路市教育長の中杉隆夫氏が推奨されていた場所です。五月晴れの日、姫路文学館の裏手、現在は、男山配水池公園と名付けられた高台に息せき切らして登ったのですが、遠望する姫路城はたしかに絶景でした。西に沈む夕日に映える白鷺城はどんなであろうか、と期待の膨らむひとときでした。下山の途中、千姫天満宮に立ち寄りましたが、千姫もまた官兵衛同様、姫路城の歴史を語る重要人物のようです。

   
 
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