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館長室へようこそ!

兵庫県立歴史博物館
館長 端 信行
【プロフィール】
 私は2002年から、兵庫県立歴史博物館で館長をつとめています。
 大阪府に生まれました。専門は文化人類学と比較文明論です。京都大学文学部を経て、1974年に国立民族学博物館助教授となり、1992年からは同館の教授を、2001〜2007年には、京都橘大学で教授をつとめました。
 
 ※端館長は2014年3月末日に退任し、現在は名誉館長です。このページは過去ページを表示しています。
【「館長室へようこそ」について】
 「館長室へようこそ」では、歴史博物館に関する話題や、兵庫県の歴史・文化のニュース、私が折に触れて感じたことなどを、皆さんにお伝えしたいと思っています。「歴史ステーション」にお越しになった時に、気楽に立ち寄って、おくつろぎ下さい。  みなさんのお便りなども、お待ちしています。
あて先 : Rekishihakubutsu@pref.hyogo.lg.jp
 

  2011年 師走雑感 2011年12月15日

 2011年は平穏に幕が開いたかと思ったが、3月に東日本大震災にみまわれて、巨大津波による衝撃的被害、原子力発電所の破砕の現実が、わが国はおろか世界をも覆いつくした感がありました。多くの人びとの命がうしなわれ、いまだ数多くの人が行方不明と聞く。心からのお悔やみを申し上げます。また現地の惨状を伝え聞くに、復興へのみちすじにはまだまだ課題が山積みされているようです。原子力発電所の事故から、にわかに放射能汚染とエネルギー問題が喫緊の課題として論じられ、私たちの暮らしの将来像を明確にすることを迫っています。

 そうした激震に揺れた2011年でありましたが、本館の活動はとどこおりなく進捗し、常設のテーマ展示や特別展、企画展には多くの入館者をお迎えし、大変好評をいただきました。まことにありがたいことで、日頃からご支援をいただいている県民のみなさまに心から御礼を申し上げます。年明け早々には、特別企画展『やきものは語る ひょうごの城下と窯』がはじまります。どうか2012年もよろしくお願いいたします。

   
 
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