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海上[うみがみ]の傘踊り[かさおどり]
 美方郡新温泉町海上[みかたぐんしんおんせんちょううみがみ]では、8月14日と15日に傘踊りが行われる。
 長柄[ながえ]の傘に鈴[すず]を無数につけ、「シャン、シャン」と歯切れのよい音をさせて踊る。傘の柄に色紙[いろがみ]を巻き、傘は中心から外側に赤青白や金銀の色紙で色分けする。先端に金銀の短冊[たんざく]をつけ、傘の上部に白紙を束ねて房をつける。踊り手の衣裳は、黒地の襦袢[じゅばん]・白鉢巻き[しろはちまき]・襷[たすき]・手甲[てこう]・脚袢[きゃはん]・白足袋[しろたび]・草履[ぞうり]ばきである。囃子方は音頭取り1人と太鼓打ち1人で着流しで音頭をとる。
 日没後、村の入口にある牛峰寺[ぎゅうほうじ]に集まった踊り子は、寺の前庭で踊りを奉納し、新仏[しんぶつ]のある家に行く。踊り手を迎える家では踊り場になる庭先に、切籠灯篭[きりこどうろう]を吊り下げて待つ。踊りは、音頭取りの歌と太鼓のリズムに合せ、長柄[ながえ]の傘を縦横[たてよこ]に振り回し、「シャン、シャン」と鈴の音[おと]をさせる。
 曲はおさよ源兵衛[げんべえ]・揚村小唄[あげむらこうた]・名山節[めいざんぶし]・安芸節[あきふし]・浪花節[なにわぶし]ともいわれる赤穂浪士[あこうろうし]が伝えられている。

傘踊りの会場に吊り下げる切子燈籠 無数の鈴をつけたガンキ模様の傘 寺の境内で安芸節を踊る 初盆の家の庭先で供養の傘踊り
二人一組で庭先で踊る赤穂浪士 歯切の良い鈴を鳴らして赤穂浪士を踊る