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雷神社[いかづちじんじゃ]の御田植祭[おたうえさい]
 豊岡市佐野[とよおかしさの]の雷[いかづち]神社では、5月1日に御田植祭が行われる。
 当日の朝、宮当番が準備をする。神前には早苗に見立てた葉付きの桜の小枝数10本を束ね、ネ振り[えぶり]と一緒に供える。2〜30人の氏子[うじこ]は宮当番から葉付きの桜の小枝を1本ずつ受け取ると、拝殿の前庭に田に見立てた大きな円陣を作る。この人たちは早乙女[さおとめ]役である。
 烏帽子[えぼし]をつけた白丁姿[はくちょうすがた]の古老1人が柄振り[えぶり]を持って円の中に入り、田の表面を今度は均[な]らす所作[しょさ]をする。古老がお田植神事の歌を唄い出すと、早苗に見立てた桜の葉を、1枚ずつちぎって円陣の内側に投げ入れる。
 最後も同様のことを繰り返すが、神歌[しんか]を歌い終わると桜の小枝を円の内側に放り投げ、お田植神事は終わる。

神前に供えられた早苗に見立た桜の小枝 お田植神事の牛を表した土製の牛 白丁姿の牛使い役の古老が柄振りを使って田をならす所作 参拝者全員が田植え歌を唄いながら桜の葉を摘んで捨てる
早乙女に見立てた田植えの所作