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平松[ひらまつ]の武者踊[むしゃおどり]
 佐用郡佐用町平松[さようぐんさようちょうひらまつ]の吾勝神社[あがつじんじゃ]では8月15日ごろに武者踊りが行われる。
 武者踊は吾勝神社[あがつじんじゃ]の境内[けいだい]に櫓[やぐら]を立て、その周囲で踊る。日が暮れると櫓を囲んで手踊りで盆踊りを始める。見物人が境内[けいだい]を埋める頃、化粧し衣装を着け、武者に扮した踊り子が参道を登る。行列は踊りの演題を書いた幟旗[のぼりばた]を持ち、花篭[はなかご]・三味線・締太鼓・横笛・竹法螺[たけぼら]・シンバルなどが続く。その後方の武者は役にあわせて顔を描き刀・槍・鉄棒などの、採物[とりもの]を持つ。衣装は鎧かぶと・散ばら髪のかつらなどさまざまで、女装して薙刀[なぎなた]を持つ者、老婆など、思い思いに扮している。
 太鼓の打ち出しで踊りが始まる。踊り手は2人または3人が一組となり、それぞれの採物を持って互に向かい合い、飛び上るなど激しい所作で踊る。踊りの外題は、安達ヶ原[あだちがはら]三段目・鎌倉三代記・蝶花[ちょうか]・赤穂浪士・賤ヶ岳七本槍[しずがだけしちほんやり]など10曲ほどある。
 この踊りに使う扮装の衣裳や鎧かぶと、そのほかの小道具類も、ほとんどが手造りで、昔からの言い伝えのとおり作られている。

張提灯や花籠を先頭に後に続く囃子方の列 手作りの鎧かぶとに身を固めた武者行列 岩石や鉄棒を肩に担いで神社に向かう武者 神社の境内にそろった囃子方
歌と囃子に合せ打ち受けと渡り合う武者 鉄棒と岩石を持って派手に踊る武者 手作りの鎧やかぶとをつけて踊る武者 武者姿で激しく打ち合せて踊る