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秋津[あきつ]の百石踊[ひゃっこくおどり]
 加東市[かとうし]秋津の住吉神社では百石踊が行われる。旱魃[かんばつ]時の雨乞いのために奉納されたもので、定期的には行われていない。
 踊りは心棒打[しんぼううち]4人、太鼓打2人・羯鼓打[かっこうち]2人・花笠2人・踊り子10人ほどで行われる。指揮をとる心棒打4人は白の襦袢[じゅばん]に烏帽子[えぼし]を被り、右手に軍配団扇[ぐんばいうちわ]、左手に御幣[ごへい]を持つ。太鼓打ちは淨衣[じょうえ]に浅葱[あさぎ]の裃[かみしも]をつけ、白布[はくふ]で後鉢巻[うしろはちまき]を締める。羯鼓打[かっこうち]は格子縞[こうししま]の着物に手甲[てこう]をつけ、造花で飾った花笠を被る。2本の竹棒で太鼓を挟み、腰につけて打つ。花笠は羯鼓[かっこ]と同じ衣装で扇を持つ。踊り子は浴衣[ゆかた]に手甲をつけ、白布で面かくしをつけた菅笠[すげがさ]を被る。音頭取りは踊り子と同じ衣裳を着るが、笠はない。
 当日は宿で心棒打・太鼓打・音頭打・羯鼓打[かっこうち]・踊り子・花笠の順に列を整え、心棒打が太鼓の拍子に合せ、幣[しで]を振って囃しながら宮入りする。舞台の登り口で心棒打4人が二列になって向かい合い、屈[かが]み腰で打込太鼓が打たれると、謡曲高砂の冒頭の一節を歌い、舞台に上がる。舞台中央の大太鼓を囲む様に四隅に心棒打が立ち、踊り子が並ぶ。
 心棒打4人が問答形式で口上を述べると、音頭取りの合図で歌と太鼓が打ち出される。この踊りは立った位置を大きく変わることなく、動きの少ない踊りである。

映像
movie
本祭事の映像ムービーです。

心棒打が持つ御幣と軍配団扇 行列を作り宮入りをする心棒打 列を作り会場に練り込む羯鼓打ちと踊り子 舞台の下で打込み太鼓とともに高砂の一節を歌う心棒打
踊り子が踊りながら舞台に出る 心棒打4人は口上を述べ太鼓の周囲を回る 舞台いっぱいになって踊る百石踊 花笠を被り金扇を持って踊る羯鼓打ち
花笠の踊り子の後で地歌を歌う音頭頭 心棒打と太鼓が作る列の間を通って退場する踊り子