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御坂[みさか]神社のおん田祭[ださい]
 三木市志染町[しじみちょう]の御坂神社では5月5日におん田祭が行われる。
 おん田祭の当日、神社では炒豆[いりまめ]入りの洗米[せんまい]を大きな土器[かわらけ]10枚に盛り分け、三方[さんぽう]に載せて神前に供える。
 祭りの朝、村の代表者が神社に集まる。神事が終わると、参列者は道具を持って神社裏の岩森山へ向かう。この山の右手に池の水が流れ込む三角田があり、おん田祭[ださい]は神社での神事のあとここで行われる。三角田の三隅[みすみ]に竹の幣串[へいぐし]をさし、注連縄[しめなわ]を張った田に、神主は農具のミニチュアをのせた三方を持って入る。神主が初めに鍬をとり、農具を使う仕草をする。使った農具はそのまま肩越しに後の参列者の方に放り投げる。犂[からすき]・馬鍬[まぐわ]・米俵[こめたわら]も同様に放り投げる。参列者は飛んできた農具をわれ先にと拾う。拾った農具は家の神棚に供えると豊作になるという。

山海の珍味と農具の御供 おん田祭に投げる農具、馬鍬と鍬、唐鋤と米俵 土器に盛った炒豆の入った洗米の御供 本殿の棚に並べたくぬぎの苗木
神社の拝殿で祭典の修祓を受ける代表者 御供を盛った三方を手に三角田に向かう神 岩森神社の祠の前でおん田祭の神事祈祷 三角田に入った神主が農具に祈願して後に放り投げる鍬
御供の洗米とくぬぎの苗木を持って帰る 洗米を半紙に包みくぬぎの苗木に水引で縛る農家の主婦