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東光寺の田遊び[たあそび]
 加西市上万願寺町[かみまんがんじちょう]の東光寺[とうこうじ]では、毎年1月8日に田遊びが行われる。
 田遊びの主役は42歳の厄年の男である。本堂で修正会結願[しゅしょうえけちがん]の法要が営まれた後、田遊びが行われる。
 松明に導かれ庫裡[くり]から田遊び、鬼追いの諸役[しょやく]が列を作り、鬼役は面箱を頭上に捧げて薬師堂に入る。堂の外陣[げじん]では鬼の子(オンノコ)の若者が樫の棒で、棒打ちを始める。介添人[かいぞえにん]に手を引かれて鍬を肩に担[かつ]いだ福太郎と福次郎が堂内を一周する。福太郎と福次郎は鍬で田を耕す仕草[しぐさ]をする。福太郎は十万町歩[ぶ]におよぶ苗代[なわしろ]をこしらえ田主[たぬし]を呼ぶ。田主は「歳徳神[としとくがみ]の方を向いて種を打ち蒔[ま]き始めたれば…」と唱える。福太郎・福次郎が白米の包を懐[ふところ]から取り出して蒔く。苗の生えるまでの縄ない・苗取り・田植えなど、収穫にいたる農作業を演じる。
 最後に福太郎・福次郎が豊作を祝う唱え言を述べ退場する。このあと鬼追いが始まる。

天保年間に寄進した人の名を書いた田遊びの面 本堂の横の広場に立てた竹を束ねた爆竹 迎え松明 松明に導かれて庫裡を出る田遊びと鬼会の役者
面箱を捧げ持って歩く鬼役 薬師堂での法要 鍬を担ぎ介添役に付き添われて出る福次郎 介添の唱え言に合せて田を耕やす仕草をする福太郎と福次郎
結界の内側から面を捧げ唱え言をする田主 介添の手を借りて縄ないの所作をする 穫り入れの唱え言をしながら堂内を一周する福次郎