兵庫県立歴史博物館HPへ ひょうご歴史ステーションへ
このサイトについて Flashバージョンへ
前へ戻る

東光寺[とうこうじ]の追儺式
 加西市上万願寺町[かみまんがんじちょう]の東光寺[とうこうじ]では1月8日に、追儺式[ついなしき]が行われる。
 赤鬼と青鬼が出る。赤鬼は手に松明[たいまつ]を持ち腰に槌[つち]を差し、青鬼は矛[ほこ]を持つ。
 追儺式に際して鬼の柴という削り花を作る。櫨漆[はぜうるし]の木の皮を薄く削り、花が開いた様に作る。鬼の餅は2個作る。直径約80センチメートルで椎[しい]の木を十字にかけて縛り、蔀戸[しとみど]に吊り下げる。
本堂の外陣で、田遊び[たあそび]の行事が終わると鬼追いが始まる。薬師堂の奥で面をつけた鬼は世話人の持つ松明の火に導かれて、赤鬼と青鬼は拝殿に出る。鬼が蔀戸[しとみど]の左右に吊り下げた左側の鏡餅の前に立ち、赤鬼は槌[つち]で、青鬼は矛で餅割りの所作[しょさ]をしたりする。
 鬼が退くと、鬼の子(オンノコ)と呼ぶ若い衆が堂内で長さ7・80センチメートル程の樫[かし]の棒の中ほどを両手で握り、棒の上下を交互に2人一組で打ち合わせる。鬼踊りが終わると見物人は堂内に駆け上り、鬼の花を奪い合う。餅は切り分けられた鏡餅や鬼の柴は厄除けになるといわれる。

鬼の面、赤鬼、青鬼と採りもの 墨書のある赤鬼の面 墨書のある青鬼の面 迎え松明
面箱を頭上に捧げて歩く鬼役 本堂の横の広場に竹の束を立て点火した爆竹 オンノコが本堂で棒打ち 面付けをする赤鬼
青鬼の面付け 拝殿内を松明を振って歩く鬼 結界に吊り下げた鬼の餅を槌で叩く赤鬼と青鬼 長い鉾を突き出して歩く青鬼
松明を外に投げる鬼 松明を振り歩く鬼 面箱を担いで庫裡に帰る鬼役 拝殿から鬼の餅を担いで降りる赤鬼
足許を照して鬼の餅を運ぶ青鬼 争って鬼の柴を取る見物人