兵庫県立歴史博物館HPへ ひょうご歴史ステーションへ
このサイトについて Flashバージョンへ
前へ戻る

中野奴[やっこ]行列
 丹波市氷上町三原[たんばしひかみちょうみはら]の内尾[うちのお]神社では、10月10日の秋祭りに奴[やっこ]行列が行われる。
 奴行列は1年交替で当家[とうや]が順番に回り、当家になると奴[やっこ]の衣裳や道具を預り、当日は表に道具を飾る。奴をつとめる者は10月に入ると、精進潔斉[しょうじんけっさい]し、祭りの朝は一番風呂に入り、身心を清め行列に参加する。
 祭りの早朝、参加者は地区の公民館に集り衣装を整え、出発する。行列は挟箱[はさみばこ]、槍持、傘持ち、黒鳥毛[くろとりげ]などである。準備が整うと一列に並び、挟箱[はさみばこ]が先頭に立ち、声を揃えて「アレワイナー、コレワイナー」の声をかける。後続の者が「ヨヨーイヨイ」と声を揃えてかける。挟箱が「これからお江戸へ何百里」、傘持ちが「これからお江戸へ三百里」といった調子で、ゆっくりと前から後に声をかけながら進む。
 中野の粟鹿神社[あわがじんじゃ]から内尾神社[うちのおじんじゃ]への宮入り、そして、お旅所から地元に戻るまでの間、9回の奴振りを行う。

宿の公民館の前から振って出る奴振り 粟鹿神社の前の道でも振りながら進む行列 内尾神社の参道で宮入りの奴振り 黒毛や道具を担いで移動する奴達
お旅所から街道に振って出た奴行列 狭箱の後を進む草履取り 道路で休憩する行列 お旅所から奴振りで出る奴行列