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大覚寺狂言[だいかくじきょうげん]
 尼崎市寺町[てらまち]の大覚寺[だいかくじ]では、2月の節分の日に狂言を奉納する。大覚寺では、狂言を奉納する家を十家衆[じっけしゅう]と称している。
 本稽古に入った十家衆[じっけしゅう]は精進潔斉[しょうじんけっさい]して、12月31日に最初の行事として脛切り式[すねきりしき]が行われる。
 狂言の舞台は、本堂に向って右手に橋懸[はしがか]りをつけ、舞台を設ける。十家衆[じっけしゅう]は狂言師、道具方[どうぐかた]、囃子方[はやしかた]も兼ね一切[いっさい]を取りしきる。
 大覚寺の狂言は無言劇[むごんげき]で鉦[かね]と太鼓の囃子で仏教の功徳[くどく]を説く。当日は、節分(厄払い)から始められ、橋弁慶[はしべんけい]、閻魔庁[えんまちょう]の三番が演じられる。

デンガン鉦を叩く狂言師 狂言に使う囃子のデンガン鉦(鰐口)と締太鼓   節分の厄払い   後家に乞われて厄払いが来る
欲の深い後家は着物を脱がすと鬼とわかり逃げ出す しくじった鬼は柊にさした魚を取って食べる   鬼は蓑と笠で変装するが後家に見破られる   打出の小槌を使った鬼は再び変装して近づく  
後家の喜ぶ物を打出の小槌で出して関心呼ぶ 後家は鬼とも知らず酒盛を始め小槌が欲しくなる   鬼とわかり後家は升の豆を鬼に投げつけ退散させる   橋弁慶・牛若丸が千人切りをしているので参詣を止める様に進言する  
あわてが出て来て肩を切られたと驚かせて大あわてで逃げて行く 武士が出て来て牛若を討とうとして負かされる   再び武士が現れ牛若丸と立回りをする   弁慶が大薙刀を持ち牛若を討とうと探しに出る  
牛若丸が現れて立回りをする 弁慶に牛若丸が仕掛けて切り合う   弁慶と牛若の大立廻り   弁慶が牛若丸に敗れて家来になる  
家来になった弁慶が牛若丸を見送る 舞台に出揃った閻魔大王と帳付け   亡者の生前犯した罪を浄玻璃に照らして調べる   罪状を記した巻物を読んでえんまに知らせる
暴力の罪で赤鬼に棒で叩かれる亡者 嘘をつくので今度は釘抜で舌を抜く鬼   最後は釜ゆでにされる亡者   亡者を食べる獄卒
地蔵菩薩が食べ残しの亡者を譲る様に頼む 釜に入れられ菩薩が祈祷する   元の姿になり救われた亡者が錫杖にすがって退場する   食べ残った亡者をもらい受ける菩薩