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多聞寺[たもんじ]の鬼追い
 神戸市垂水区多聞台[たるみくたもんだい]の多聞寺[たもんじ]では、1月5日に鬼追いが行われる。
 鬼は太郎鬼・次郎鬼・婆々鬼と小鬼が出る。太郎鬼(赤色)は毘沙門天[びしゃもんてん]の化身[けしん]とされ、木製の槌[つち]を持つ。次郎鬼(赤茶色)は観世音[かんぜおん]菩薩[ぼさつ]の化身[けしん]とされ、鉞[まさかり]を持つ。婆々鬼(青色)は不動明王の化身とされ、手に鉾[ほこ]のような剣を持つ。4匹の小鬼は赤い丈の長い赤熊[しゃぐま]を頭に被[かぶ]り、細手の棒を持つ。
 鬼踊りは、子鬼4匹が二組に別れ、太鼓の拍子に合せ、棒を打ち、床を突く。鬼は堂内で松明[たいまつ]を振りかざし、飛び跳ね、床を踏みならす。鬼踊りは七番行われるが、その間、百味の飲食(餅)を授与する。松明の燃え残りは家に持ち帰り家の門先[かどさき]に吊すと魔除けになるといわれ、また華[はな]は神棚にあげると厄払いになるといわれる。

当番地区で苧穀の松明作り 内陣の結界に飾られた山飾花   三方に載せた餅と福の巻紙   鬼の面右、から次郎、婆々、太郎鬼の順
鬼の出番を書いた法要次第 鬼の持物 槌と鉾に斧   紅白2枚の色紙で桜の花形に切った山飾花の束   本堂で修正会の法要  
「サイ」のあと清め塩まきに入る婆々鬼 赤い赤熊をつけた小鬼の棒打ち   松明と槌を持って出た太郎鬼   本尊に向かい揃って「サイ」を繰返す鬼
頂礼の合図で立止り揃って両手を上げて跳ぶ三鬼 毎回飯食百味の授与で餅まきをする鬼   最後に山飾花を手折って見物人に授与する鬼