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明王寺[みょうおうじ]の追儺会[ついなえ]
 神戸市垂水区名谷町[たるみくみょうだにちょう]の明王寺[みょうおうじ]では、1月4日に追儺会が行われる。
 鬼は太郎鬼・次郎鬼・婆々鬼[ばばおに]と小鬼[こおに]がでる。太郎鬼(赤色)は木製の槌[つち]、次郎鬼(赤色)は木製の斧[おの]を持つ。婆々鬼(赤色)は天照大神[あまてらすおおみかみ]とも呼ばれ木製の槍[やり]を持つ。4匹の小鬼は、頭に細長い白紙で紙垂[かみたれ]の束をかぶり、樫[かし]の棒をもつ。
 本堂で修正会[しゅしょうえ]の法要が終ると、法螺貝[ほらがい]と太鼓の音を合図に鬼と小鬼が現れる。小鬼は外陣[げじん]の左右両端に分れ2人一組で互に棒を打ち合せ、床を突く。
 鬼は堂内を走り四股[しこ]を踏む。鬼踊りは8回行われるが、その間内陣[ないじん]の台の上に置かれたひと重ねの鏡餅[かがみもち]を太郎鬼や婆々鬼が槌[つち]や松明[たいまつ]で叩く。
 行事が終わると燃え残りの松明や椎[しい]の木に五色の色紙で花型をつけた鬼の花は、厄除[やくよ]けになるといって見物人が持ち帰る。

本堂で修正会の法要 鬼の面、右から婆々鬼、次郎鬼、太郎鬼   鬼部屋で面付けする次郎鬼   藤づるで鬼絡みをつける小鬼
長い紙垂を頭につけた小鬼 槌を小脇に松明を振る走り松明   見物人の前で踊る小鬼の棒打ち   外陣の中央で松明をあげる次郎鬼・太郎鬼  
次郎鬼が中央で斧で餅割 餅割りで三鬼が揃って松明を手に四肢を踏む   見物人に餅を撒く鬼