校長挨拶


未来への道を切り拓く力をはぐくむ学校をめざして
-創立15周年を迎え本校の使命と責任を問い続ける一年に-

 

県立西はりま特別支援学校長 古角 美之

  

 学校における合理的配慮の提供の義務化を明記した「障害を理由とする差別の解消に関する法律」が平成28年4月に施行され3年が経過しました。
 本年2月、本県では今後の5年間における兵庫の教育の指針となる第3期「ひょうご教育創造プラン」が策定され、「兵庫が育むこころ豊かで自立した人づくり」という教育理念に「未来への道を切り拓く力の育成」が重点テーマに加えられました。
 また、3月、これまでの取組の評価検証を踏まえ、共生社会の実現に向けたインクルーシブ教育システムの構築のための特別支援教育のさらなる充実を図ることを目的に「兵庫県特別支援教育第三次推進計画」が策定され、「連続性のある多様な学びの場における教育の充実(縦の連携)」と「連携による切れ目ない一貫した相談・支援体制の充実(横の連携)」の構築をめざす具体的な取組が、今後5年間にわたり推進されます。

 本校はこの4月、小学部9名、中学部19名、高等部27名、計55名の新入生と小学部3名の転入生を迎え、児童生徒175名により15回目の新学期がスタートしました。
 本校においては、「げんき、かがやき、やさしさ」を校訓に、児童生徒一人一人の発達段階や障害特性を踏まえ、小学部から高等部までの12年間を見通して、自立と社会参加に向けたキャリア形成の支援を進めています。また、生徒の就労意欲を高め、企業等への就職を促進するため、外部人材を活用した授業改善や実践的・段階的な就労体験及び実習の充実等に取り組んでいます。さらには、多様な相談対応や適切な支援につながる地域のセンター的機能を果たす役割については、課題を整理し、内容の精選を図りながら、2年目を迎える高校における通級指導実践研究校との連携をはじめ、地域や学校園等との効果的な交流及び共同学習の充実にいっそう努めてまいります。
 昨年度の学校評価等から、過去14年間の実績や成果を踏まえ、在籍する児童生徒の多様化と時代や社会が求めるニーズに適応する本校ならではの取組の焦点化を進め、児童生徒が学びたい、通いたいと思える学校であること、そして、保護者の皆さまが通わせて良かったと実感できる学校をめざして、全教職員が“チーム西はりま”を合い言葉に、本年度も全力で取り組んでまいります。
 どうぞ今年も、皆さま方のご支援・ご協力をよろしくお願いします。

(平成31年4月)


合理的配慮:障害のある子どもが他の子どもと平等に「教育を受ける権利」を享有・行使することを確保するために、学校の設置者や学校が必要かつ適当な変更・調整を行うことであり、障害のある子どもに対し、その状況に応じて学校教育を受ける場合に個別に必要とされるもの。