兵庫県立武庫荘総合高等学校同窓会



同窓会入会式での祝辞

 6回生のみなさま、御卒業おめでとうございます。そして、お久しぶりです。
昨年、教育実習という形で皆様にお世話になりました。今は教育実習での経験を糧に三田市にある総合学科の高等学校にて教壇に立っております。この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございます。
 さて、皆様はこの4月からこの武庫荘総合高等学校を離れ、それぞれの進路へと歩み始めることになります。今はどういった気持なのでしょうか。まだまだ高校生でいたい。ワクワクしているなど様々だと思います。
 皆様の少し先輩として、これからの生活で一つだけ大切にしてほしいことを伝えたいと思います。
 これから皆様は多くの選択肢を得ることになります。今までは、保護者の方や学校などの組織によって多くの選択肢を最初から与えてもらう立場にありました。しかし、これからは時がたつにつれて、選択を迫られることがかならず増えてきます。それは、最初は自由と感じ解放感もありともて気持ちのいいことかもしれません。しかし、それは時としてみなさまを苦しめることにもなると思います。
 その時に大切にしてほしいことが、自分の物語を大切にしてほしいということです。物語というのは、いわゆる自分の過去です。
 過去に縛られろということではなく、過去を大切にしてください。自分が今までどういった判断をしてきたか。それはどういった背景があったからなのか。
 今は実感がないかもしれませんが、いつかこのことを思い出していただけたらと思います。
 就職難などの問題もあり、将来に希望が持てないかもしれませんが、私は今の時代をチャンスだと思っています。厳しい時代だからこそ、その時代を経験することは必ず10年後、20年後に繋がるからです。これも、私が大学時代に苦労したという過去から学んだことです。
 いい意味で、過去を大切にし、これからの広がる未来へと力強く踏み出していってほしいと思っています。また、この武庫荘総合高等学校の卒業生ならばそれが出来ると信じています。
 皆様の将来が明るい未来になるよう、自分の力で切り開いていってください。
 最後になりましたが、改めてご卒業おめでとうございます。

平成23年2月24日

兵庫県立武庫荘総合高等学校
同窓会長  堀 口 修 吾



卒業生からのメッセージ

 第1回生で同窓会長の堀口修吾さんより在校生へのメッセージを紹介します。

高校時代を振り返って

 私が入学したとき、武庫荘総合高等学校は新設校として武庫工業高校の先輩たちと同じ校舎で授業や学校行事を行っていました。工業高校の先輩たちの校風と私たち総合高校の目指す校風とは違った点もあり、私は生徒会長を務めた3年間にその形作りから始めることになりました。生徒会には正式な委員会の役員も決まっていないし、文化祭や体育祭の形式も工業高校の先輩方から引き継いだ伝統を少しずつ自分たちの形に変えていかなければならないということもありました。そして、すべてが初めてであり自分たちの力で自分たちのための規則などを作っていくことは本当に勉強になったし、私たちも今しか言うチャンスはないと先生たちに自分たちの要望を正面からぶつけていて真剣になっていました。先生方には多大な迷惑をかけながら私たちは貴重な経験を数多くさせていただきました。ただ、私たち一回生がなぜ新設高校に入学したのか。という答えはここにあったと思います。
 自分たちの意見が取り入れられやすい環境。先生と生徒が正面から向き合っている学校。頑張れば自分たちの思いを現実的な形として残せる環境。そして、自分たちがこの高校で一回生として将来自慢できるようにしたい。  そんな思いをもった人が集まり、様々な取り組みに挑戦しました。卒業後に先生と当時の話をしているといつもお互いに走り回っていたことばかりを話しています。先生方も初めてのことで右も左もわからない中、必死で私たちを卒業まで導いてくださいました。その先生方の働きに私たち1回生の活動が答えることができていれば幸いです…。
 卒業後も高校3年間での経験は今の自分に大いに役立っています。ただ、新しいことにチャレンジすることが癖になって無茶をして困ることもあります。それも一つの経験であると私は感じていますが。
 あと、私が武庫荘総合高等学校に感じるものは常に新しいことに挑戦することのできる環境が整っているのではないかということです。そして、先生方も新しいことに挑戦する意欲を持っていると思います。だからこそ、今の生徒さんに新しい道へ一歩を踏み出して欲しいです。頑張ってください。