TOP/トピックス/語学研修

平成28年7月28日(木)~8月13日(土)

 7月28日(木)、第30回オーストラリア・マレーシア国際交流・語学研修団は、多くの家族の皆さん、先生方に見送られ、マレーシアに向けて元気に出発しました。
普通科からも8名が参加した今年の研修団は、男子4名女子28名計32名の大人数です。朝7:00に西明石駅に集合し、簡単な出発式をして関空へ。バスの中からこれからの旅行への期待のためか、皆ハイテンションです。4月にチャーチランズ高校の生徒が来校してから、SNSやメールのやりとりを通じて、交友関係は広がっています。まずマレーシアのクアラルンプールに向かい、夕方にはトゥンククルシアカレッジに到着予定です。
 マレーシア航空に搭乗し、予定通り6時間のフライトでクアラルンプールに到着。しかし入国審査に長蛇の列ができており、1時間遅れでトゥンククルシアカレッジに到着しました。トゥンククルシアカレッジでの熱烈な歓迎の後、民族衣装に着替えて夕食。その後、歌やダンスを披露したり、一緒にゲーム等を楽しみ、友好を深めました。
トゥンククルシアカレッジは、卒業生の多くがハーバード大をはじめ世界でも有名な大学へと進学する、マレーシアでも一番の国立の女子学校です。全員がマレー系の敬虔なイスラム教徒ですが、彼女たちはとても親切で気さく。初めての海外旅行での学校訪問でやや緊張気味の人もいましたが、彼女たちと過ごし、その緊張は一気にとけたよう。皆、積極的に交流しています。男子4名は一般家庭でのホームステイ、女子はトゥンククルシアカレッジの寮で一泊。消灯時間の10時までコートでバスケットボールをしたり、深夜までおしゃべりをしている人もいたようです。
 (記事は随時更新していきます。国際人間科ブログに、より詳しく掲載されていますので、併せてご覧下さい。)


 7月29日(金)、歓迎式で研修団は歌を披露し、トゥンククルシアカレッジの生徒はマレーの伝統舞踏を披露してくれました。ところでマレーシアでは1日に小分けをして、何度も食事をとります。まず朝食、その後にモーニングティーでドーナツを、アクティビティでは臈纈染め(布地に絵を描いて着色)とマレーシア料理のクッキング、ココナッツチキンカレーを作り試食して昼食。お腹にはなかなかハードなスケジュールですね。
午後にはトゥンククルシアカレッジを出発です。たった1泊だけの滞在でしたが、濃密な時間を過ごし、お別れの時には涙する人も。11月には来校予定のトゥンククルシアカレッジ。また再会する日を楽しみにしています。王宮や戦争記念碑、モスク、ヒンズー教寺院、ペトロナスツインタワーを見学したり、ショッピングの後、今夜の夕食は中華料理。明日はいよいよオーストラリアに向けて出発です。


 7月30日(土)
 ホテルで一泊した後、早朝にパースへ出発。予定通りの時間にパースに到着しました。今日からチャーチランズ校の生徒宅でのホームステイが始まります。各自が事前にメールやSNSで連絡を取り合っていたものの、やや緊張気味の生徒達。ホストファミリーの笑顔で緊張もほぐれたようです。4月にホームステイを受け入れたチャーチランズ校の生徒と再会した人もいます。土曜日にオーストラリアに到着したため、最初からホストファミリーとの英語漬けの長い時間が始まります。ホスト生徒は日本語を学んでいるということなので、英語・日本語でコミュニケーションを楽しんで下さい。


 8月1日(月)
 週末をホストファミリーと過ごし、今日から授業に参加しています。1時限目は7・8年生(日本の中学1・2年生にあたる)の日本語の授業です。小学校で日本語を学んだ生徒もいる中、初歩的な会話の先生役として、日本語・英語を取り混ぜた自己紹介を中心にしたグルーブトークを行いました。2時限目はチャーチランズでの生活についてのオリエンテーションと学校案内。3時間目は10年生(日本の高校1年生にあたる)との日本語の授業です。日本や日本文化に興味を持ってもらうように、趣向を凝らしました。


8月2日(火)
 今日は研修団だけで遠足に出かけました。まずは水族館で日本の水族館とは違う雰囲気を楽しみ、その後併設しているヨットハーバー内のショッピングセンターへ。おしゃれなレストランやブティックがたくさん入っていました。午後からも近隣のショッピングモールへ。大型スーパーが2店舗も入っており、ここでお土産の品定め。その後は恒例のアフリカ大陸インド洋を背景にジャンプして記念撮影。今年はあまりできが良くなかったとの、引率者の弁です。明日はまた日本語の授業に入ります。午後からは歓迎式もあるので、そこで披露するパフォーマンス、頑張ります!


8月3日(水)
 今日の1・2時限目は10年生~12年生(日本の高校1~3年生にあたる)の日本語の授業に参加しました。12年生とは大学入試システムの違いや将来についてのディスカッション。能力差はあるものの、日本語だけで全く問題なく会話できる生徒もいます。3時限目は歓迎式。まず両校の学校長のスピーチに続きプレゼントの披露。本校からは姫路城のジグソーパズルや浴衣、「ワンピース」の51巻~60巻をプレゼントしました。パフォーマンスではトゥンククルシアカレッジの時と同様、歌を披露。チャーチランズ校100名以上が、一緒に歌ってくれたり振り付けを真似るなど大盛況でした。その後は姉妹校提携30周年を記念して植樹。この木が大きく育っていく中で、オーストラリアのこの地で、また皆の後輩を迎えてくれることでしょう。4時限目は体育。英語のみの指示を聞き取り、フットボールのパスの仕方や蹴り方を実践。なかなか上手にできたようです。5時限目は8年生(日本の中学2年生にあたる)との日本語の授業。外でのディスカッションという新鮮な雰囲気にトークも盛り上がったようです。


8月4日(木)
 今日の午前中はチャーチランズ校で授業、午後からは小学校訪問でした。午前中の授業の1時限目は11年生(日本の高校2年生にあたる)との日本文化についてのディスカッション、2時限目は研修団だけの英語授業、3時限目はANZACクッキー作りです。ANZACクッキー(ANZACビスケットとも)のANZACは、第一次世界大戦におけるオーストラリアとニュージーランドの連合軍 Australian and New Zealand Army Corps の略だそうで、第一次世界大戦中にANZAC軍の兵士たちに送り届けるために女性たちがこのクッキーを焼いたことから、ANZACクッキーと呼ばれるようになったそうです。栄養価の高いものを兵士たちに届けたいという思いから生まれたこのクッキーは、遠方に送るのに日数がかかるため、傷みにくい材料を使い、戦時中で卵が手に入りにくかった事情もあってか、卵が使われていません。各家庭でのレシピもあり、オーストラリアを代表する食べ物の一つだそうです。いろいろなサイトにレシピが紹介されていますので、興味のある方は参考にして作ってみてはいかがでしょうか。
 午後からは前回とは別の小学校を訪問し、ミニティーチャー体験。日本語の授業と日本文化を紹介しました。昼休みに鬼ごっこやバスケットを一緒にして遊ぶなど、かわいい子どもたちの笑顔に心癒やされる時間を持つことができました。明日の放課後から2泊3日のビックリ-キャンプに出かけます。


8月5日(金)
 今日はまず研修団だけでパースの中心街の観光へ。市バスと電車を使っての移動です。丘の上にあるキングスパークは市内を一望できる公園、パースで一番綺麗な景色と夜景を見ることができるところだと言われています。そこには第一次世界大戦の戦没者の慰霊碑もあり、昨日作ったANZACクッキーの由来を思い出しました。少人数での自由行動の後、集合場所で皆を出迎えてくれたのは、オーストラリアからの交換教員であるミシェル先生とその旦那様。一時帰国中とのことで、思わぬところでの再会となりました。
 チャーチランズに戻り、ホストの生徒達とビックリ-キャンプへ。宿泊施設では大部屋で過ごし、野外活動等も通じてホスト生徒以外とも一気に親しくなります。総勢61名2台で約1時間でキャンプ場へ。夕食後、早速キャンプファイヤー。消灯直前まで英語・日本語で楽しくコミュニケーションを取り合っていました。


8月6日(土)
 日中は61名が4グループに分かれ、4つのアクティビティをローテーションで楽しみます。カヤック・オリエンテーリング・フライングフォックス(50メードルくらいの距離をロープにぶら下がって飛んでいくもの)・バーチカルクライミング(縄ばしご・ネット・フリークライミングの3種あり)とどれもエキサイティングなアクティビティでした。
 夜は参加自由のスポットライトというかくれんぼ。鬼が見つけた人に懐中電灯を当てるので、スポットライトと呼ぶそうです。子どもの遊びではありますが、夜ということもあってか、なかなかの盛り上がりでした。


8月7日(日)
 今日は帰宅日。朝食後は掃除や片付けをし、出発までの時間はトランプをするか話をするかです。チャーチランズに戻り、午後からは各ホストとの最後の週末を過ごします。帰国まで一週間を切りましたが、いろいろなアクティビティを通じて日常会話以上のやり取りができ、ホスト生徒以外とも仲良くなる機会を持つことができました。今日から引率教員2名もチャーチランズ校の先生宅でのホームステイが始まります。


8月8日(月)
 今日の午前中はチャーチランズ校での授業、午後からはショッピングです。授業1限目はフランス語の授業。チャーチランズ校ではフランス語・日本語・中国語の授業があります。今日のフランス語の授業では簡単な挨拶と1から20までの数の数え方、フランスについてのクイズと研修団向けの特別授業でした。2時限目は日本語の授業と数学の授業に入りました。日本語の授業はいつもの通り、研修団は英語、チャーチランズ生は日本語でコミュニケーションをするものです。数学7年生(日本の1年生にあたる)の授業に入り、前半は英語でコミュニケーション、後半はオンラインアプリを使っての数学の早押しクイズ。中学生には負けられませんね。3時限目は美術、アボリジニ伝統のペインティング(点で絵を描き、ストーリーを描いていく)です。20年前に三木高校でALTをされていたベス先生が丁寧に教えてくださいました。
 午後からは近くのショッピングモールへ。お土産のお菓子を買う人が多かったです。明日からは内陸部まで移動してファームスティが始まります。


8月9日(火)
 今日から研修団だけの1泊2日のファームスティです。柵付きのトラックに乗せられて宿泊施設に移動。写真には売られていく子羊のような感じですが、なかなか楽しかったようです。羊の囲い込み体験やブーメラン投げ、落ちている木を使っての小屋作り、アボリジニの伝統楽器体験とどれもめったにできない体験です。テントでの宿泊は、夜に全く電気がつかなかったり、トイレが流れなかったりといろいろとトラブルもありましたが、都会では見ることのできない満天の星空の美しさや南半球の星座、流れ星に感動しました。


8月10日(水)
 1泊2日のファームスティからパースへ戻る途中、チョコレート工場に立ち寄りました。西オーストラリアで一番有名なマーガレットリバーチョコレートカンパニーの工場です。いろいろなチョコレートが試食できます。研修団もあれもこれもとたくさん試食し、お土産を購入しました。
 その後、カバシャムワイルドライフパーク(動物園)へ。ここではコアラに触れて写真を撮ったり、カンガルーの餌付け、ウォンバットを抱くことなどができます。ファームショーで、犬の羊囲い込みのパフォーマンスを見た後、観客参加のムチ振り体験に研修団の日高さんが挑戦。なかなかうまくいかなかったものの、そのチャレンジ精神に拍手!!です。
 地元の新聞に明石西高校とチャーチランズ校の交流の様子が掲載されていたそうです。交流30周年、30年の歴史に重みを感じます。


8月11日(木)
 今日はホスト生徒とともにフリーマントルへ。フリーマントルは、レトロな町並みが残る港町です。まずフリーマントル刑務所の見学。かつてイギリスの囚人の流刑地であったオーストラリア。6万平方メートルの敷地のこの刑務所は、2010年に他の10の史跡と共に「オーストラリアの囚人遺跡群」の1つとして、世界遺産に登録されています。以前使用されていた刑務所の様子を、ガイドの方に説明していただきました。その後はホスト生徒と自由行動で、ランチやショッピングを楽しみました。
 夜は研修団やホストファミリー総勢160人が集まってのサヨナラパーティです。家族ごとに座り、別れを惜しみました。仲良くなった生徒達と写真を撮ったり、お世話になった家族へ花束とお礼の言葉を述べるなど、名残は尽きません。明日が語学研修の実質最終日になります。午前中は授業に参加し、13時にはチャーチランズ校を出発です。最後の夜をホストファミリーとゆっくり過ごしてください。


8月12日(金)
 オーストラリア最終日、午前中はチャーチランズ校で日本語の授業に2つ参加し、最後の授業はそれぞれのホスト生徒の受けている授業に参加しました。日本語、英語、体育だけでなく、クッキングや音楽等、興味深い授業に参加した人も。そしてとうとう出発の時間となりました。お世話になったお礼を言い、感謝と離れてしまう寂しさ等、尽きせぬ思いをこめた抱擁をかわす人たちも。
 17日間の語学研修。オーストラリアだけでも2週間近くの研修となります。これだけ長い期間、家から離れて過ごすのは初めてだったという人も多いことでしょう。何より言葉も習慣も違う異国で過ごすというのは、新しい発見と隣り合わせの不安要素も多かったことと思います。でも語学研修団全員、よく頑張りました。明石西高校の「チャレンジ 明西!!」の精神を発揮し、何事にもチャレンジし、多くのものを得たと思います。帰国した語学研修団の成長した様子を見てあげてください。


 8月13日(土)、オーストラリア・マレーシア国際交流・語学研修団は無事帰国しました。マレーシア・オーストラリアでお世話になった方々や生徒達を送り出してくださった保護者の方々をはじめ、いろいろな方面でお世話になった方々にお礼を申し上げます。どうもありがとうございました。