◆ 自然環境と防災II

人間活動に伴って生じる環境問題を正しく理解するために、物理を中心として科学全般の基礎知識を身につけます。また、実験・観察を通して自然科学的なアプローチをし、環境問題の原因・ 現状・メカニズムおよびその保全方法を考察する力を身につけます。

◆ 環境と科学

神戸という地域性を生かしながら防災を自然科学の視野から学びます。具体的には兵庫県南部地震に象徴される地震災害、阪神大水害に象徴される気象災害をその仕組みから学習することによって、その現象を正しく理解し、将来被害を及ぼしそうな現象に対して、適切な判断のもとに冷静は行動が出来ることを目標とします。

外部講師を招き、「六甲山フィールドワーク」見学などの校外学習も行います。

◆ 社会環境と防災I

災害の定義、防災の方法など、基礎的な知識を習得します。阪神・淡路大震災、東日本大震災、関東大震災、新潟県中越地震兵庫県西・北部豪雨災害、台風23号水害など、日本、兵庫を襲った大災害の実態を学びます。その後、長田の街歩きを通してまちづくりを考えます。さらに耐震の大切さも学び、防災力と回復力を兼ね備えた社会の在り方を考えます。

◆ Active防災I

ネパールの防災事情を学びます。夏に希望者がネパールを訪問しますが、その交流で交換するカルチャーボックスを作ります。この授業は、英語を好きになることを目標に、英語教材を用いて行います。2学期以降は、Total Disaster Risk Management を英語教材を基に学び、社会の防災力を高める方法を考えます。その後、心のケアの意味や方法を学びます。最後に、防災教育教材としてのゲームの意味を学び実際に防災ゲームを作成します。

長田を歩いて、震災復興の意味を考えます。事前学習、まち歩き、レポート作成、発表といったサイクルを通して課題発見・解決型の学習方法を身につけていきます。

防災にかかわるさまざまな英語を読み、締めくくりとしてTotal Disaster Risk Management(総合的な防災戦略)を学びます。

◆ 環境防災講読

環境防災に関わる、さまざまな文章や講義を通して文章の読解力及び表現力をつけるとともに、「自分自身の生き方」、「命の尊さ」について考えていきます。平成18年度からの新講座。