バドミントン部 

                        委員長名 藤本 和幸 

1 平成12年度を振り返って

 兵庫県総合体育大会

 男子は,村野工が団体戦をはじめて制した。特に1・2年生の選手層の厚さは,他の学校にぬきんでていた。東播地区の学校(加古川東・加古川西・加古川北・東播磨)は,中心選手は存在するものの,脇を固める選手層が薄く村野工の独走をゆるす結果となった。また,個人戦複では,昨年度優勝の上原・福島組(東播磨)が,接戦を勝ち抜き2年連続優勝を飾った。個人戦単では,伏兵的存在の小渡(加古川北)が,初制覇を達成した。その他,全国総合体育大会に出場したのは,衛藤・高田組(加古川東)の複,福島(東播磨)の単であった。このことは,まさに東播地区の選手が各学校に分散していることを示すものである。

 女子は,阪神地区大会優勝の夙川を,同地区大会準優勝の園田が下し,2年ぶり21回目の優勝を勝ち取った。ここ20年近く両校の対決が続いているが,3年生の選手層の厚い園田が逆転を果たした。その勢いをかって,個人戦複を赤松・川組と松村・真栄田組(園田)が全国総合体育大会の出場権を独占した。しかし,個人戦単では,夙川の2年生コンビが息を吹き返し,岩元と八島(夙川)が,その出場権を獲得した。また,個人戦では,単複ともベスト8以上を園田と夙川が独占し,両校の選手層の厚さが見て取れる。

 

 兵庫県新人大会

 男子は,主力選手が多く残っている村野工の独壇場(団体:初優勝,個人複:1・3・4位,個人単ベスト4独占)となった。この状況にかろうじて割って入ったのは,個人複の高橋・木村組(加古川東)であった。3年生の抜けたあと,こうした状況はしばらく続くように思われる。

 女子は,団体戦で夙川が,7年ぶり7回目の優勝を勝ち取った。また,個人戦でも単複共に夙川(複:八島・岩元組,単:岩元)勢が制した。しかし,個人戦のベスト4は,園田と夙川が半数ずつで,混戦模様に変化はない。

 男女共に,近畿大会(個人)に出場する選手の学校数(男子:12校,女子:8校)が増えてきたことは,好ましいことである。

 

 近畿大会・全国総合体育大会

 全国総合体育大会:全国大会では,男女共に組合せの不運にも阻まれ,すべての種目で3回戦以上に進出することはできなかった。

 第47回近畿大会:男女共にベスト4入賞に期待があったが,近畿の壁は厚く,その目標を達成することはできなかった。ベスト8には進出するが,あと一つという壁が厚い。

 第29回全国選抜大会近畿予選:ここでも前述の近畿大会同様にあと一歩の壁が敗れず,男女(村野工・夙川)共にすべての種目で全国選抜大会の出場権を獲得することができなった。近畿地区は,以前からバドミントンのレベルが高く,「近畿を制するものは全国を制す」と言われているが,ここに食い込んでいくことが大きな目標といえる。