・ 「第一次実施計画」の策定以前には、不本意入学の実態が多くあった。このことは、少なからず不登校や中途退学につながり、さらにニートの問題とも絡んでいると考えている。こうした問題を改善するために「第一次実施計画」が策定されたと理解している。
・ 子どもたちが学びたいことが学べるような学校選択ができることは最も大切であると思う。複数志願選抜も、生徒が希望に添って学校を選択することに意味がある。偏差値だけで高校を割り振ることは、不本意入学による中途退学や不登校につながり、ひいてはニートが生まれる。「第一次実施計画」は、このような状況を克服することを目指していると考えている。そうする努力をすることで、公立高校がスポーツなど部活動の面でも、学力の面でも頑張れるバランスのとれた学校となっていく改革となるのだと思う。
・ ニートの問題については、政府もようやく若者支援に立ち上がっている。本県の高校教育改革でも、「第一次実施計画」の経験を生かして、さらに追跡調査も行いながら、若者支援の視点も入れて「第二次実施計画」を考えていくべきだろう。
・ 県立高校の中には、不登校をなくすために大変な努力をしている学校もある。そうした学校の成果を県全体にどう生かしていくかを考えることが必要である。
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