地名(西宮)を基本として、それに、この学校を舞台として広がる新しい教育への取り組みのイメージを加味している。
 設置場所である「西宮」は古来より多様な文化を受け入れながら発展してきた。その地名を冠するとともに、桜(市花)の名所である夙川の河口に広がる香櫨園浜の風が香る「香」と、新しい多部制(三部制)単位制高等学校の弾力的な教育課程や教育内容・方法によって生まれる学びの「風」が広がることを期して命名された。
 『字通』によると「風は風神として、鳥形の神となる。風神がその地に風行して風気・風土をなし、人がその気を承けて風俗・気風・風格をなす」とされる。多様な生徒がこの学校に集い、多様な教育内容で個性を伸長し、たくましさを身につけて、未来へ向けて飛躍するという期待が込められている。