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第1学期始業式(H31.4.8)校長挨拶

 

 皆さん、こんばんは。いよいよ新しい学年が始まりました。3学期の終業式には春は出会いと別れの季節だと話しましたが、明日は新入生を迎える入学式です。新しい出会いを大切にしましょう。

 さて、人との出会いで欠かせないのが「挨拶」です。漢字では、「あい」はてへんにカタカナのムとその下に矢印の矢、「さつ」はてへんにひらがなのくを3つ書いてその下に夕方の夕と書きます。「挨」は押すという意味を持つ漢字で、「拶」は迫るという意味の漢字です。元々は禅問答の言葉なのですが、人との関係を築く際に、自分から思いを発信するという意味に使われるようになったようです。

 つまり、挨拶というのは「されるもの」ではなく、お互いが自分から「する」ものなのです。今日の自分を振り返ってみましょう。自分から挨拶しましたか。

私はこの話のはじめに「こんばんは」と挨拶しました。「こんばんは」の「ワ」は「は」と書きます。「こんにちは」も同じ。なぜだか分かりますか。実はその続きに言葉が続くのです。「こんばん(今日の夜)は、ご機嫌いかがですか」「こんにち(今日)は、いい天気ですね」というように。自分の気持ちを伝えて、相手の気持ちを伺うコミュニケーションの最初に用いられるのが「挨拶」なのです。初対面の人に出会うときには、当然挨拶が必要です。しかし、毎日会っている人とでも、今日初めて顔を合わせたら、会話は挨拶から始まります。

10日には新一年生との「対面式」があります。笑顔で、元気に「こんばんは」と挨拶しましょう。