神戸工業高等学校ホームページ


第2回オープン・ハイスクール(H30.11.29)校長挨拶

 皆さんこんにちは。県立神戸工業高等学校の校長の愛川です。本日はお忙しい中、本校の第2回オープン・ハイスクールにご参加いただきまして、ありがとうございます。

 さて、本校は今年で創立106年目を迎える、伝統ある定時制の工業高校です。専門の学科は、建築科、機械科、電気科、情報技術科の4学科で、県内の定時制高校としては規模の大きな学校です。工業高校ですので、「ものづくり」を通して「自立した社会人になるための人づくり」を教育目標にしています。

 本校の特色はまさに「定時制」の「工業高校」であることです。つまり、「働きながら学ぶこと」と「学び直しをすること」に加え、工業に関する実習や学びを通して、「様々な資格を取得すること」、「工業の技術や知識を習得すること」ができます。もちろんこのすべてをやり通すことは容易なことではありませんが、四年間の学びの積み重ねが、先ほど申し上げた「ものづくり」を通して「自立した社会人になるための人づくり」という教育目標を実現可能なものにしています。

 現在約180人の生徒が在籍していますが、そのうち約70%の生徒が夜に学校生活をしながら、昼間は仕事(主にアルバイト)をして頑張っています。また、授業の後、部活動で頑張っている生徒もいます。定時制高校は定時制通信制の大会に出場しますが、今年は、卓球部が夏休みに行われた全国大会に出場しました。そのほか陸上部や柔道部など神戸地区大会を勝ち進んで県大会や近畿大会に出場している部活動もあります。

 文化部では、建築設計競技部が、全日制の工業高校や高等専門学校も出場する全国レベルの大学主催のコンペ(発表大会)で、毎年のように上位に入賞しています。今年度も、権威ある大会で全国1位になりました。

 皆さんの中には、中学校での勉強が苦手だったり、思うように学校に出席できなかったりした人もいると思いますが、本校では中学の復習も基礎から丁寧に勉強していきます。また、工業の学びは中学校で学んでいない新しい内容です。実習も多くありますが、しっかりと授業を聞いて頑張れば、その分だけ必ず結果が出ます。そうして自分を変えて自信をつけた先輩が、本校にはたくさんいます。また、頑張る気持ちを持った生徒や努力する生徒を、本校の先生は全力で応援します。

 この後、学校全体の概要説明と、各学科に分かれて、授業や実習を見学して頂きます。分からないこと等があれば、どんどん質問して下さい。今日は授業をいつもより早めに終わり、皆さんが部活動を見学できるようにもしていますので、是非、部活動も見学して下さい。

 保護者の方々や先生方も、定時制高校のありのままの姿を見ていただき、今までのイメージと違うものを持って帰っていただければと願っています。よろしくお願いします。