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第3学期終業式(H31.3.22)校長挨拶

 

 皆さん、こんばんは。平成30年度の終わりにあたって、皆さんに二つの話をしたいと思います。

 学年が終わり、1年間の成果が通知表として皆さんの手元に届きます。頑張った人、頑張りきれなかった人、それぞれの結果が通知表には示されています。

 当たり前のことですが、「結果」は過去のものです。変えることはできません。変えることができるのは「これから」です。また、「結果」そのものに意味はありません。「結果」に意味を持たせるのも「これから」です。時には後ろを向くことも大切ですが、「結果」をしっかりと受け止めて、前を向いて歩いてください。 

昨日、東京では桜の開花宣言がなされました。花といえば桜を表すほど、桜は日本人にとって非常になじみ深い花です。日本人が桜の花に魅了される理由は、花の美しさだけではなく、約2週間という盛りの短さだと思います。ぱっと咲いてぱっと散る、その儚さや潔さが日本人の心を打つのでしょう。

時を同じくして大リーガーのイチロー選手が引退を表明しました。オリックスでの活躍も大リーグでの活躍も本当に華々しいものでした。そして、引き際の潔さ。まるで桜の花を見ているようです。 

春は出会いと別れの季節です。2月の終わりには卒業生との別れがありました。4月には新入生との出会いが待っています。私たちも気持ちを新たにして新しい年度を迎えましょう。