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第1学期始業式(H29.4.10)校長挨拶

 

こんばんわ!

 平成29年度が始まりました。春雨前線の影響ですっきりしない天気が続いていましたが、神戸では昨日今日あたりが桜の満開の時期となったようで、今日は少し寒いですがこれから過ごしやすい季節になり、いよいよ新学期です。

 新学期の最初の話として、今日は「判断する力」について話そうと思います。

何かをするときに皆さんは、その行動が正しいのか間違っているのか、あるいは、その行動を実行した方が良いのか、実行しない方が良いのか考えることがあると思います。

「判断する力」と言うのは、物事の真偽(まことかいつわりか)あるいは善悪(よいのかわるいのか)を見極め、自分の考えを決定する力です。ある行動をするときに、それが良いのか悪いのかを確かめてから、自分の考えで行動して欲しいと思います。

プログラム、例えばBasicを習ったことがある生徒も多いと思いますが、コンピュータプログラミングでは、if文という判断させる命令があります。この判断する条件が多ければ多いほど、求める理想の形に近づきます。

最近よく耳にする人工知能AIは、コンピュータの能力にもすごく影響を受けますが、判断させる情報データ量の多さも必要です。

皆さんは、物事を判断するとき何を基準に考えますか? 例えば自分の経験であったり、他の人に相談したり、意見を聞いたりすると思います。情報が多ければ多いほど、間違った判断になりにくいんじゃないでしょうか。逆に、ある特定の人が言ったことをそのまま信じて行動に移したり、噂やうその情報で行動してしまって失敗したことはないでしょうか。

 「判断する力」をつけるには、多くの経験も必要ですが、噂やうその情報を見極めて、より多くの、判断するための情報を受け入れる気持ちが大切です。

ぜひ、人の話や意見を聞いたり受け入れる姿勢で「判断する力」を身につけてください。人の話や意見をじっくり聞くことは、社会人として大人として、成長していくために必要なことと思います。

 最後になりますが、今年度も、しっかりと目標を持ち、一日一日大切にして充実した日々を送ってくれることを期待しています。

 これで、1学期始業式の挨拶を終わります。