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第3学期終業式(H30.3.23)校長挨拶

 

 こんばんわ!

 春が近づいたり遠のいたりしていますが、3学期も本日で終了となり、1年間の最後の日となりました。

 皆さんは、1年間、一つの学年を振り返ってどうでしたか? 毎日、楽しく過ごせましたか?

 今日は、2つ話をしたいと思います。

一つめは、先月2月27日の卒業式のことです。45人の3・4年生が本校を巣立っていきましたが、卒業生は本当に素晴らしい態度で卒業式にのぞみ、在校生の君たちも含めて厳粛な雰囲気で実施することが出来ました。卒業式が終了してから、同窓会の先輩や来賓の皆さん、あるいは先生方から、在校生からの「送辞」、卒業生からの「答辞」、そして校歌斉唱が素晴らしかったと、お褒めの言葉をいただきました。私も、本当に立派な態度と感謝の言葉の数々だったと思いました。

4月に入っても多くの行事があります。同じようにしっかりとした態度でのぞんで下さい。

二つめは、この二年間繰り返し言ってきた、一歩一歩前進する気持ちを持って欲しいと言うことを今日は言葉を変えて言いたいと思います。

皆さんは小さい頃「はじめの第一歩」という遊びをしたことがあると思います。

「ぼんさんが屁をこいた」と鬼が塀に背を向けている間にじりじりと鬼に近づき、鬼に動いているのが見つかると、鬼につかまり、それを助けるために、またじりじりと鬼に近づき、捕まった仲間を助け、最後には鬼ごっこや隠れんぼになる遊びです。関西では「ぼんさんが屁をこいた」ですが、関東地方などでは「だるまさんが転んだ」と言い、関西は下品だとなじられたりします。

あの遊びを思い出して欲しいのですが、鬼が背を向けている間に仲間を助けるのにはちょっとした勇気が必要です。別に自分が助ける必要がないと考えてじっとしている人もいるかも知れませんが、遊びとしては鬼に見つからないように動くスリルを楽しまない手はないと思います。

一歩踏み出すのには勇気がいります。でも、そこには少しの達成感があると思う。だから、何事も勇気を出して、一歩進む、また一歩進む。ぜひ、その気持ちを持ち続けて下さい。

今年度は、生徒会の生徒を中心に式典で活躍する場面が多く見られました。新しい伝統を築いて行こうとする一歩が見られました。伝統と言うものは、決して先輩方が築き上げてきたものだけではありません。新しい神戸工業高校の伝統も自分たちで一つずつ創り上げて下さい。期待しています。

最後になりますが、4月から後輩も入学してきます。春休み中も体調を整えてケガ無く、元気に過ごして新学期を迎えて下さい。以上で、3学期終業式の言葉とします。