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第1学期始業式(H27.4.8)校長挨拶

 

   本日から、平成27年度が始まります。新年度をスタートするにあたって、今日は、2つの話をします。

 1つめは、私の好きな言葉の一つを紹介します。それは、「人間の能力には大きな差はない。差が現れるとすれば、それは持久力つまり根性の差である。」という言葉です。

 よく、私たちは「あの人はもともと頭がいい」とか、「もともと運動神経が優れている」とか、「最初から仕事が出来る」といったことを言います。「私はあの人とは違うので、何をやってもかなうわけがない」と言ったりもします。

 確かに、ある程度才能がある人もいるでしょう。でも、例えばアルバイト先に初めて行った時に、その日から、前からずっと勤めていた人と同じように仕事の出来る人はいるでしょうか。そんな人は普通はいないと思います。でも、もしそう見えるとすれば、その人は、仕事の内容を十分に調べたり、上司や先輩にわからないことをしっかりと聞いて理解したり、努力をしているからだと思います。

 誰だって、最初はそんなに差はないのです。物事をあきらめずにしっかりやっていこうとする根性があれば、大抵のことはやれる、私はそう思っています。

 君たちみんな誰にでも力はあります。みんないいところを持っています。この1年間、勉強に、仕事に、部活動に、学校行事に、あきらめずに粘り強く取り組んで欲しいと思います。

 2つめは、皆さんへのお願いです。それは「挨拶をしよう」ということです。私は、仕事でいろんな学校に行くことがありますが、その時、その学校の生徒が大きな声で挨拶をしてくれたら、それだけでとても気持ちが良くなります。

 皆さんの中にも、廊下で会ったら気持ちよく挨拶してくれる人が多くいます。挨拶は、コミュニケーションの一番の基本です。皆さんの中の多くの人が仕事をしていると思いますが、職場でもそうだと思います。

 今年1年、先生方にも、学校に来られるお客さんにも、皆さんどおしも、「こんにちは」「こんばんは」「さようなら」という挨拶を気持ちよくしましょう。私も、皆さんに会ったら、挨拶をしたいと思います。

 それでは、この1年間頑張りましょう。