神戸工業高等学校ホームページ


   第1回オープンハイスクール(H27.10.30)校長挨拶

 

  皆さんこんにちは。県立神戸工業高等学校の校長の中谷です。本日は、本校の第1回オープンハイスクールに、中学生が23名、保護者や中学校の先生が22名、合計45名の皆さんに参加頂くことになっています。誠にありがとうございます。

 さて、本校は今年で103年目を迎える伝統ある学校です。また、建築科、機械科、電気科、情報技術科の4学科を持つ、県内の定時制高校では規模の大きな学校です。「ものづくり」を通して「まちを支える人づくり」を教育目標に、工業教育を行っています。

 現在約250人の生徒が在籍していますが、そのうち約7割の生徒が仕事をしながら、仕事と学校を両立して頑張っています。また、授業の後、部活動を頑張っている生徒もいます。今年は、バレーボール部とパワーリフティング部が夏休みに行われた全国大会に出場し、柔道部が11月に行われる近畿大会に出場します。野球部とバスケットボール部も、県大会で3位に入賞しました。

また、文化部では、建築設計競技部が、全日制の工業高校や高等専門学校も出場する全国レベルの大学主催のコンペで、毎年のように上位に入賞しています。さらに、昨年度は、工業に関する資格を多く取得し、全国工業校長会から表彰を受けた生徒もいました。

皆さんの中には、中学校での勉強が苦手な人もいると思います。しかし、工業の学びは、中学校で学んでいない新しい内容です。実習も多くありますが、基礎から丁寧に勉強していきます。ですから、しっかりと授業を聞いて頑張れば、その分だけ必ず結果が出ます。そうして自分を変えて自信をつけた先輩が、本校にはたくさんいます。また、頑張る生徒を、本校の先生は全力で応援します。

 ただし、昼間仕事をして夜に学校で勉強するのは、そう簡単なことではありません。残念なことですが、せっかく入学しても退学する生徒もいます。高校は、中学校と違って成績や出席時間数が一定のレベルに届かなければ、留年もあります。定時制高校といっても、学校に来るだけで進級や卒業が出来るわけではありません。本校では「3修制」と言って3年で卒業できるコースも設けていますが、通常1日4時間の授業が1日5時間の授業になりますので、さらに努力が必要です。

 この後、学校全体の概要説明と各学科の説明をこの部屋で行った後、各学科に分かれて、授業や実習を見学して頂きます。分からないこと等があれば、どんどん質問して下さい。今日は授業をいつもより早めに終わり、皆さんが部活動を見学できるようにもしていますので、是非部活動も見学して下さい。

 また、もし「もっと見たかった」という人がいましたら、11月19日にも、第2回のオープンハイスクールを予定していますので、是非もう一度参加して下さい。

 最後に、限られた時間ですが、皆さんが「ものづくり」に興味を持って、本校が皆さんの高校選びの選択肢の一つになればと思っています。よろしくお願いします。