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第3学期始業式(H28.1.8)校長挨拶

 

  冬休みが昨日で終わり、今日から3学期が始まります。この冬休み中に、先生方から皆さんの事故等の報告はありませんでした。こうして始業式で皆さんの元気な姿を見ることができて、嬉しく思います。

 今日は選挙権の話をしたいと思います。皆さんも知っていると思いますが、何歳から投票できるかを定めた「公職選挙法」が昨年6月に国会で改正され、選挙権の年齢が「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げられました。

これは、昭和20年に「20歳以上の男女」になってから実に70年ぶりの改正です。今年の夏の参議院選挙から、18歳・19歳の若者が選挙に参加できるようになります。

本校の場合は、成人の生徒もいますので、現在でも選挙権のある人もいますが、今回の改正で、現在の3・4年生は全員、2年生も今年の夏の選挙までに18歳になる人は投票できます。

「選挙権があっても、どうせ選挙には行かない」と思っている人も多いかもしれません。実際に、現在でも20歳代の投票率は他の年代と比べて低いです。しかし、本当にそれでいいのか考えて欲しいと思います。

君達の多くは昼間仕事をしているので、上司の方や同僚の方からいろんな話を聞く機会も多いと思いますが、現在の少子・高齢社会の中で、年金や福祉等の問題は、君達若者のこれからの一生に関わる問題です。現在8%の消費税が10%に上がり、食料品には軽減税率が適用されることなどについても、関心を持って欲しいと思います。

 多くの若者が投票するようになれば、政党は若者の声を聞いて、若者向けの政策を充実させるようになるのではないかと思います。

 さて、今日から3学期が始まります。2年生は、1月17日から20日までの予定で、大山スキー場での修学旅行を行います。残念ながら仕事の都合等で参加できない人もいますが、参加できる人は、体調管理もしっかりして、是非楽しい思い出を作ってきてください。3学期は短いですが、3・4年生は卒業に向けて、1年生は進級に向けてしっかり頑張ってください。

 以上で、3学期始業式の話を終わります。